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SDGs子どもフォーラム開催

話そう持続可能な未来

 さいたま市教委は22日、市内の児童生徒らが一堂に会し、持続可能な開発目標(SDGs)について議論する「さいたまSDGs子どもフォーラム」を同市大宮区のパレスホテル大宮で開催した。市立学校全168校の代表児童生徒や教職員らが出席し、各校の取り組み発表やパネルディスカッションなどが行われた。

代表の児童生徒らが意見を交わし合ったパネルディスカッション=22日、さいたま市大宮区

 

 取り組み事例の発表には代表校4校が登壇。市立浦和高インターアクト部はSDGsへの考えを英語で発表し、大宮八幡中は地域と連携した活動などを紹介。南浦和中は「サステナブルレンジャー」に扮した寸劇でリサイクルの大切さを訴え、善前小は学年を超えたコミュニケーションや思いやりに重点を置いた取り組みを紹介した。
 パネルディスカッションには代表の児童生徒らと細田真由美教育長が登壇。「私たちがつくる持続可能な未来」をテーマに、「誰もが住みやすい、住み続けたいと思えるさいたま市の実現」について議論した。「一人一人違うみんなが安心して暮らすにはお互いを認め合うことが必要」「知ることが行動につながる。一人一人が行動に移すことで、より住みやすいまちになるのでは」などと児童生徒が意見を述べていた。
 パネルディスカッションに参加した市立大宮国際中等教育学校2年の岡田隼輔さんは「SDGsは一人では解決できない問題なので、こういう機会につながることは大事だと思った。さまざまな人が集まって話し合うことで視野が広がった」と話していた。
 同フォーラムは「さいたまサステナブル都市サミット~E―KIZUNAグローバルサミット」のプレイベントとして開催。同サミットには国内外の都市や企業が参加し、基調講演やエネルギー、モビリティーなどをテーマにしたセッションや分科会が行われた。同市の清水勇人市長は24日の会見で「このサミットをきっかけに、海外との連携がさらに進んでいくことを期待している」と述べていた。

 

=埼玉新聞2022年11月29日付け10面掲載=

 

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