東京成徳大学深谷高校「SEⅠTOKU探究」のオリエンテーションで講義する城西大学経営学部の石倉惠介学部長
深谷市の東京成徳大学深谷高校(石川薫校長)で、総合的な探究の時間「SEⅠTOKU探究」に取り組むためのオリエンテーションが行われ、2年生約200人が参加した。
取り組みは、横断・総合的な学習を行うことで課題解決や自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成を目標としている。
まず、2年生1クラス4人程度のグループが同校と深谷市企画財政部企画課が協同で設定した六つの地域課題(①深谷市のPR②高齢者の健康対策③安心できる街づくり④外国人サービス⑤スポーツで子育て支援⑥特産野菜活用)から一つを選定。課題解決に向けて、今後約7カ月間、10回程度のグループワークを実施する。坂戸市の城西大学(藤野陽三学長)の先生らの指導を受け、修正と検討を重ね12月に全体発表会を行う予定だ。
この日は、城西大学経営学部から石倉惠介学部長ら3人と薬学部の計4人の先生が講師として参加。各テーマに分かれて、オリエンテーションやグループワークで、テーマの基礎知識や課題設定などのヒントを指導した。
参加した生徒は「先生方から頂いたヒントをうまくつなげて問題解決できるようにしたい」。SEⅠTOKU探究担当の青木崚教諭は「この探究活動に正解はない。生徒それぞれが考えたこと全てが正解。生徒たちなりに〝正解〟を導き出し、1年間頑張ってきてよかったと、生徒と教員が笑顔で話せるように、今後の活動に取り組みたい」と話していた。
=埼玉新聞2024年5月26日付け11面掲載=
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