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狭山経済高校簿記部 難関の税理士試験に2人合格

簿記部で研さん、日商1級も

狭山経済高校簿記部の(左から)八巻晃佑さん、木田大輔教諭、内田煌成さん=1月29日、狭山市稲荷山

 

 狭山経済高校簿記部に所属する会計科2年生の八巻晃佑さん(17)と内田煌成さん(17)が、難関試験とされる税理士試験に科目合格した。2人が合格した「簿記論」の合格率は17・4%で、八巻さんはさらに「財務諸表論」と、日本商工会議所(日商)簿記検定1級にも合格。「(部活の)同級生4人で机を囲んで教え合ってきた。環境に恵まれていた」と喜びを語った。
 税理士試験は、11科目から5科目に合格すると税理士資格を得ることができる。2023年に受験資格の制限が緩和されたため、同部で挑戦を決意し、1年生の秋ごろから準備を進めていた。月~土曜日の放課後や、夏休み期間中も学校で勉強。部員同士でアドバイスし合い、帰宅後も復習を重ねた。
 八巻さんは「長時間の勉強はつらかった。昼休みにトランプとかで遊んで息抜きした」と笑顔。「勉強が楽しい」という内田さんも、「最初はきつかったけれど、だんだん慣れた」と話す。八巻さんの夢は公認会計士、内田さんは税理士。内田さんは、合格について「驚きで信じられなかった。親に伝えて、何度も見返した。(他の科目も)絶対挑戦したい」と語った。
 顧問の木田大輔教諭(43)は「自慢の教え子たち」と目を細める。「やるからには絶対受かることを前提にやってきた。試験はシビアだけれど、合格も不合格も良い経験になる」と話した。

 

=埼玉新聞2025年2月3日付け11面掲載=

 

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