山梨学園に87-82
自慢の攻撃力爆発

男子 正智深谷―山梨学院 第2クオーター、正智深谷の加藤(手前)がシュートを決める
自慢の攻撃力を爆発させた正智深谷が、山梨学院の追い上げを振り切った。試合の入りで精彩を欠いたチームに成田監督は「こんなにだらしのない試合見たことがない。もっといいバスケットができるじゃん」と選手の士気を上げた。
相手の身長2㍍の留学生にゴール下を支配されていたが、藤本、大木の2年生コンビが体を当て対抗。大木は「この1年間、留学生に対して守備をすることを任されてきた」と自覚十分に胸を張った。
守備でリズムを取り戻すと第2クオーターでエンジン全開。主将の加藤を中心に速攻と外からのシュートで得点を重ね一気に突き放した。だが、第3クオーター途中に20点差まで広げた差が、第4クオーターの残り約20秒で2点差までに縮まった。
勝負を決めたのは早船。残り12秒で相手のマークが一瞬外れると、「自分で決めてやろう」と狙い澄ました3点シュートを入れ勝利を確定させた。早船はこの試合で、山口と並びチーム最多の27得点。頼もしいエースが勢いに乗ってきた。
=埼玉新聞2025年12月26日付け11面掲載=
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