2026年5月18日配信
県内初、全員が2回の海外修学旅行
グローバル教育と「文武自考」で未来を切り開く

5月9日、さいたま市立浦和南高校で、塾・教育関係者対象の学校説明会が初めて開催されました。
令和9年度入学生から始まる「2回の海外修学旅行」をはじめ、ICT教育、探究活動、部活動、進路指導など、多角的な教育内容が紹介され、参加者にとって非常に実りの多い説明会となりました。
◆落ち着いた校風と学習習慣づくりが支える高い進学率
説明会の冒頭では、相坂賢将校長より教育方針の説明などがありました。
同校は、地域や保護者に支えられながら、落ち着いた環境の中で教育活動を行っている学校です。多くの生徒が大学進学を希望しており、昨年度の現役大学進学率は87.7%です。
その背景には、入学直後の校外宿泊研修や毎朝実施される「夢実現タイム」など、学習習慣を確立するための取り組みがあります。
また、グローバル教育をさらに強化していく方針も示されました。従来から実施している高校2年次のオーストラリア修学旅行に加え、令和9年度入学生からは高校1年次の11月に台湾修学旅行を実施。全生徒が在学中に2回海外へ渡航するという、県内でも初の取り組みが始まります。
◆ICT・探究活動・部活動 学校の魅力を多角的に紹介
続いて、学校概要についての説明が行われました。
教育環境では、全国トップクラスのICT環境が整備されていることが紹介されました。全生徒がiPadを所有し、授業ではさまざまなアプリケーションを活用しています。また、県内公立高校初となる人工芝グラウンドや、エアコン完備の体育館、食堂など、充実した施設環境も魅力の一つです。
教育課程では、55分授業を1日6時間実施し、さらに月1回の土曜授業を行うことで、週34単位時間を確保。大学進学に必要な学習時間を確保しています。
総合的な探究の時間では、「進路探究」「国際教育探究」「個人課題探究」の三本柱を展開。さらに希望者には、企業などと連携する「社会連携プログラム」も実施されており、実社会とつながる学びも充実しています。
海外修学旅行については、事前に「街中留学体験」や英語研修を行い、十分な準備をした上で向かうとのことでした。単なる旅行ではなく、実践的な国際教育として位置付けられている点が印象的でした。
部活動も非常に盛んで、加入率は約90%。2年連続全国優勝のバトン部や、全国優勝6回の実績を持つサッカー部をはじめ、運動部・文化部ともに高い実績を残しています。

◆「諦めさせない指導」で多様な進路を支援
進路指導主事の先生からは、昨年度の進路実績や探究活動について説明がありました。
同校では、「文武自考」をモットーに、生徒が自ら考え、行動する姿勢を重視しています。大学入試では、一般選抜と年内入試(学校推薦型選抜・総合型選抜)がほぼ半々となっており、多様な入試形態に対応していることも特徴です。
また、探究活動を生かして年内入試で合格を勝ち取った事例も紹介されました。進路指導では、「諦めさせない励ます指導」を大切にしており、生徒一人一人の可能性を最後まで支える姿勢が強く感じられました。
さらに、本校OBである教員からは、「中学時代に花が開かなかった生徒が、高校で大きく成長することも多い」との話がありました。勉強も部活動も本気で取り組める環境があり、その3年間が生徒たちに大きな自信を与えていることが伝わってきました。
◆少人数授業や主体的な学びを実感
説明会終了後には授業見学も行われました。
物理の授業では「エッグドロップチャレンジ」に取り組む様子が見られ、生徒たちは楽しみながら思考力を働かせていました。また、数学や英語では少人数授業が展開され、一人一人に目が届く丁寧な指導が印象的でした。自習教室では、生徒たちが静かな環境の中で集中して課題に取り組んでおり、落ち着いた校風もうかがえました。

6月20日(土)には、第1回学校説明会および土曜公開授業が予定されています。明るく素直な生徒たちが、授業や学校行事、部活動に生き生きと取り組む姿を、実際に学校で感じてみてはいかがでしょうか。 (文 山本直登)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~
「文武自考一解のない課題に立ち向かう」。これが浦和南高校の目標です。進学重視型単位制(55分授業、月1回の土曜授業)のもと、進路選択に応じた多くの講座を設置し、学びの実現を図ります。さらに県内公立高校初の人工芝グラウンド、体育館の空調完備によりスポーツや部活動も盛んです。行事ではオーストラリアへの海外研修旅行をはじめ、体育祭や文化祭で充実した学校生活を送ることができるのも特徴です。
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