2026年5月15日配信
専門高校ってどんなところ?
工業・農業・芸術・商業~広がる学びと進路を開く力とは

5月1日、「専門高校を知る会」が主催する教育関係者対象説明会が行われました。参加校は川越工業高校、川越総合高校、芸術総合高校、所沢商業高校の4校でした。説明はオンライン視聴と会場視聴(川越工業)のハイブリッド方式で行われました。
各校の説明に先立ち、埼玉県教育委員会高校教育指導課(産業教育・キャリア教育担当)の菊地優太指導主事から、専門高校の現状について説明がありました。専門高校では、共通科目による基礎学力と専門教育を両立させ、進学・就職の双方に対応できる力を育成していること、さらに資格取得や課題研究、地域連携といった取り組みが評価され、進路の幅が広がっている現状が示されました。

◆川越工業高等学校
山岸和希広報部主任から説明がありました。
同校では、工業分野における専門教育を基盤としながら、実践的な学びを重視した教育が展開されています。
デザイン科ではテキスタイルプリンターを活用した制作活動が行われ、化学科では食品分析や機器分析に加え、データサイエンスの視点も取り入れられています。建築科では建築家による講評やインターンシップが実施され、現場に近い経験を積むことができます。機械科や電気科でも、3DプリンターやVRといった技術を取り入れた授業が行われています。
◆川越総合高校
山本裕夫教頭から説明がありました。
同校は前身が川越農業高校だったこともあり、農業・食品・生活分野など幅広い領域を横断的に学ぶことができます。
メロン栽培や家畜の飼育、食品加工といった実習を通して、実生活に結びついた学びが展開されており、生徒が興味関心に応じて分野を選択できる柔軟なカリキュラムが特徴です。
◆芸術総合高校
示野充彦美術科主幹教諭から説明がありました。
同校では、音楽、美術、映像・舞台芸術といった分野で専門性を高める教育が行われています。グループ活動と個別指導を組み合わせた体制のもと、生徒は表現力や技術を高めており、その成果は大学進学にもつながっています。
◆所沢商業高校
菱沼貴宏校長から説明がありました。
同校では、会計や情報処理に加え、AIの活用や商品開発など、実社会と連動した学びが展開されています。地域と連携した取り組みも進められており、社会で求められる実践力の育成につながっています。
◆進路選択における専門学科の位置づけ
各校に共通しているのは、基礎学力と専門性の両立を目指す教育です。資格取得や作品制作、課題研究などの成果は、総合型選抜や学校推薦型選抜において評価される場面が増えており、専門学科から大学へ進学する道も広がっています。
進路選択においては、「どの学校に進むか」だけでなく、「どのような力を身に付けるか」という視点が重要になっています。専門学科は多様な進路を切り開く学びの場として、その役割を広げているといえます。(文・根岸孝之)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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