
投票用紙を手に、模擬投票行う生徒ら=27日、伊奈町の国際学院高校
将来の有権者となる高校生に選挙制度への理解を深めてもらい、選挙を身近に感じてもらおうと、国際学院高校(伊奈町、大野博之校長)は27日、選挙啓発出前講座を実施した。講座の講師を務めたのは伊奈町選挙管理委員会。高校2年生を対象に4日間、計6時間に分けて行われ、同日の6限目には56人の生徒が参加した。
はじめに、生徒らは選挙の仕組みや政治についての説明を受け、選挙は自分たちの声を託す代表者を選ぶ制度であると学んだ。2023年8月の県知事選では、同町の10代投票率が17・08%にとどまったことが紹介されると、会場からは驚きの声が上がった。
模擬投票は、実際の選挙で使用される投票箱を用いて実施された。生徒らは3人の候補者の選挙公報を読み、公約やプロフィルを確認。自分の意見に合う候補者を選んだ。その後、入場券を提示して投票用紙を受け取り、選んだ候補者の名前を記載して投票する一連の流れを体験した。
参加した同校2年の松本拓也さん(16)は「投票は思ったよりも分かりやすく簡単だった。選挙権を得たら投票してみたい」と意気込み、當間勇斗さん(16)は「電子メールを使った選挙運動は違法だと知り、驚いた。投票は厳しく怖いイメージがあったが、模擬投票ではラフにできて良かった」とはにかんだ。
=埼玉新聞2026年5月31日付け10面掲載=
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