埼玉新聞社 高校受験ナビ

塾説レポート⑱ 県立春日部女子高校

2026年7月17日配信

圧倒的な面倒見主義

先生が伴走し生徒が自走する

 6月30日、春日部女子高校で塾・予備校関係者対象学校説明会が開催されました。

 同校は明治44年開校、116年の長い歴史を誇る東部地区の女子校です。開校以来、女子教育に尽力してきた学校です。

 また、日本の女子校では唯一となる外国語科が併設されています。

 

◆徹底的面倒見主義

 はじめに加藤元校長より学校概要及び教育方針についての説明がありました。

 春日部女子高校では、きめ細やかな学習指導・進路指導体制で生徒をサポートし、外国語科併設の強みを生かした語学学習・国際理解教育の充実、総合的な学習の時間での「春女(かすじょ)総探プロジェクト」などの独自の取り組みを行っており、説明の中で加藤校長は「春女は『徹底的面倒見主義』の学校」と繰り返し話しました。

 同校では55分、6時間授業を行っており、7時間目の授業や土曜授業はないながらも、週33単位(時間)の授業時間を確保しています。それにより、放課後や週末を部活動や進学補習(講習)、模試などに充てることができます。中谷勇志朗進路指導主事は「学校だけで大学受験に対応できる体制を整えている」と説明。早朝や放課後、長期休暇中の進学補習も充実していて、3年生の夏期講習は50講座から各自の進路希望に合わせて選択することができます。1、2年生には午前と午後に同一内容の講習が実施され、部活と勉強の両立ができるよう工夫されています。

 また、学習支援アプリを導入しており、苦手の克服や学習の定着など個別最適な学習指導を行っています。そのアプリは模試の結果なども連動していて、保護者も確認することができます。中谷進路指導主事は「『見える化』することで保護者に安心してもらいながら、学校とご家庭が連携をして生徒の進路の実現に取り組んでいる。これも『徹底的面倒見主義』のひとつ」と話しました。

 

 

◆国際理解とJICAも認めた探究活動

 春日部女子高校は外国語科が併設されているため、ハイレベルな英語の授業が展開されています。それに加え、都内の英語研修施設やオーストラリアでの語学研修、外国人留学生の受け入れなど、文系理系関係なく必要とされる英語力を着実に伸ばすとともに、国際理解教育も行っています。

 また、総合的な探究の時間では「春女総探プロジェクト」として1、2年生が学年の枠を取り払ったグループを作り、14の企業・団体とコラボレーションしながら社会の課題解決に挑戦するべく継続した探究活動を展開しています。母親の子育ての孤立を防ぐためのイベントの開催やJICAと連携した世界の貧困や女性の早期婚について学べる教材の開発など、総探プロジェクトでの取り組みを通して、国際理解だけでなく、コミュニケーション能力や協働性や主体性などの非認知能力、いわゆる「生きる力」を身に付けることができます。

 こうした取り組みが認められ、県教育委員会から「学SAITAMAプロジェクト」探究フラグシップ校・委嘱校に指定されたり、ユネスコからは埼玉県公立高校初のユネスコスクールに認定されたりしています。

「これも『徹底的面倒見主義』で、生徒たちの興味関心をとことん追求し深めていっている」と加藤校長は話しました。

 このような同校の「徹底的面倒見主義」が一般入試はもちろん、指定校推薦や総合型選抜などの年内入試にも反映されており、令和8年3月には国公立大学に30名、早慶上理に5名、GMARCHに40名の合格者を出しています。

 

◆「女子校」という安心

 加藤校長は「女子校だからこそ、安心できる自由な空間の中で、ありのままの自分を出すことができ、お互いの個性を認め合いながら切磋琢磨して、お互いを高め合える環境で、勉強や部活動などに積極的に挑戦することができる。女子生徒にとっての『心理的安全性』という最高の教育環境が春女にはあるということをお約束したい」と力強く話を締めくくったのが大変印象的でした。

 

 9月1日には外部会場での説明会、同5日には文化祭、同26日以降には学校での説明会・授業公開などが3回予定されています。個別相談や部活動見学の機会もありますので、ぜひ参加してみてください。(文 澤田純治)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

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学校の特徴 ~学校からのメッセージ2026~

「春女(kasujo)スピリット・高い志を持ち、夢をあきらめない!」をモットーに、日々の授業、部活、行事に全力で取り組める女子校です。教員が生徒達を徹底的に面倒を見るので、向日葵のように成長できる学校です。

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