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戦いの中で生き様体現 総合格闘家・小崎 連さん(花咲徳栄高校出身)

「自分が勝っていく過程を一緒に見てもらいたい」と話す小崎連さん

 

 「自分の名前で成功し、何かを成し遂げたい。人から注目され、自分が自分であるために格闘技で頑張ることを決めた」
 総合格闘技団体「DEEP」のバンタム級で、頂点を見据えて戦い続ける小崎連さん(24)は、そう語る。打撃を主軸にKOを狙う正統派ストライカーとして、過酷な減量や数々の骨折を乗り越え、ケージの中で自身の生き様を体現している。
 原点は、花咲徳栄高野球部時代だ。秩父シニアから同高に進んだが、3年間で一度もベンチに入れず、悔しさだけが胸に残った。自分の生き方を模索しつつ、もがく日々。そんな時、寮生活のテレビで目にしたRIZIN・堀口恭司選手の圧倒的な強さと華やかな入場シーンに衝撃を受け、格闘技がいつしか、心の中に大きな割合を占めるようになった。
 格闘技の経験はなかったが、現在の所属先「リバーサルジム久喜WINGS」に通うようになり、大学2年生の時に「DEEPフューチャーキングトーナメント」に出場。1回戦で敗退し、「これじゃあ駄目だ」と、一念発起した。ジムの会長と二人三脚で朝練やマンツーマンの猛特訓を重ね、わずか1年で実力を急激に伸ばし、2022年3月に行われた同大会で優勝。プロの道を歩き出した。
 原動力は、両親への深い感謝と、毎回100人を超える観客やスポンサー、応援してくれる全ての人々の存在だ。「自分が勝つことで、関わってくれる人たちと一緒に笑い合いたい」という思いが、心の支えとなっている。
 今後はファンが熱狂するKO勝ちの面白い試合をやりつつ、明確な目標であるRIZINの舞台を目指す。地元では両親が名物ラーメン店「珍達そば」を営み、自身も秩父市ふるさと応援団の一人だ。地元の誇りを胸に、さらなる高みへと挑戦を続ける。

 

=埼玉新聞2026年8月22日付け11面掲載=

 

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