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キッズカート文化祭で大忙しー鴻巣女子高校

ものつくり大学に制作依頼

文化祭で大忙しだったキッズカートに乗る来場者と案内する保育科の生徒。右はカートを制作した、ものつくり大学の今川守之さん=鴻巣市天神の県立鴻巣女子高校(同校提供)

 

 県立鴻巣女子高校(秋元俊一校長、生徒数367人)で12、13日に開催された文化祭「鴻女祭」で、同校保育科の3年生が取り組んだ「こどものくに」にキッズカートが登場した。キッズカートは、同校が教育活動の連携協定を締結するものつくり大学(行田市)に制作を依頼し、寄贈されたもの。文化祭に先立ち、3日には同校から同大へ感謝状が贈呈された。
 宝石探しなど子ども目線でさまざまな体験ができる空間「こどものくに」を実践するに当たり、生徒や教諭らは話し合い「箱物の乗り物があったらいい」とアイデアを出し、イメージを共有した。ただ、「自分たちの力だけでは難しい」。以前、文化祭のファッションショー用ひな壇を寄贈してもらった経緯があることから同大技能工芸学部建設学科の佐々木昌孝教授に相談し、同科4年生の今川守之さんが制作することが決まった。
 卒業制作で何を作ろうかと迷っていたという今川さん。そんな矢先に舞い込んできた依頼に「人を乗せるのは不安があり悩んだが、やってみよう」。安全性を追求し、座面や床からの高さなどを子どもと大人双方に合わせたり、6人を乗せて動かせる台車を探すのに苦労しながらも、生徒のアイデアも聞きながら設計に約1カ月、さらに組み立てまでに約1~2週間かけて木製のカートを完成させた。
 カートは受付で迎えた来場者を乗せ、校内の廊下を保育科の生徒2人がブースの説明をしながら押して入り口まで連れていく遊園地スタイルで、最大で100人超の待つ列ができるほど好評だった。こどものくにには2日間で522人が来場。実際に子どもらがカートに乗り、移動する姿を見た今川さんは「問題ないと聞き、安心した。思ったより出来上がりが重いと思っていたが、生徒さんが軽く動かしていたのでびっくり」と胸をなで下ろした。
 保育科の生徒は「6人乗っても軽く、とても操作しやすかった」と笑顔を見せ、「乗り物の木の角が全て落としてあり、安全面に考慮されていて、とても感動しました」と今川さんに敬意を表した。

 

=埼玉新聞2026年9月18日付け15面掲載=

 

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