県勢初優勝の栄東ペアを埼玉りそなが表彰
全国の高校生が金融や経済の知識を競うクイズ大会「マニュライフ生命カップ第16回エコノミクス甲子園」(金融知力普及協会主催)で、県勢として初優勝した栄東高校(さいたま市見沼区)の表彰式が同校で開かれた。優勝した2年生の佐々木遼さん(17)、1年生の稲葉琉晟さん(16)らが出席。予選会の埼玉大会を主催した埼玉りそな銀行の福岡聡社長から記念品などが贈られた。
第16回エコノミクス甲子園で県勢として初優勝した、栄東高校の佐々木遼さん(左から3人目)と稲葉琉晟さん(同2人目)に、埼玉りそな銀行の福岡聡社長(右から3人目)から記念品などが贈られた。田中淳子理事長(同2人目)も栄冠を称えた=17日午後、さいたま市見沼区の栄東高校
2人は昨年12月、オンラインで開かれた埼玉大会で優勝。7回目の全国出場を決めた。
2月27日にオンラインで開かれた全国大会では、第1ラウンドで松山西中等教育学校(松山市)と優勝経験のあるラ・サール高校(鹿児島市)、第2ラウンドで仙台二華高校(仙台市)、沖縄尚学(那覇市)をそれぞれ撃破。準決勝では名古屋大付属高校(名古屋市)を退けた。
決勝は5大会ぶりの優勝を目指した金沢大付属高校(金沢市)。息詰まる接戦を繰り広げたが、栄東が振り切った。
2人は教材を解いたり、時事や金融・証券の用語集を読み込み大会の対策を行った。佐々木さんは「全国常連との対戦が続き苦しかったが、初優勝できて安心した」と振り返った。稲葉さんは「大会に向けて学んだ知識を今後の生活にも役立てたい」と話した。
福岡社長は「日々、金融・経済の用語や技術が増える中、知識を身に付け県勢初の優勝を達成したことは素晴らしい。学校でクイズを通じて探求心、好奇心を育む環境を創出している点も快挙につながった」と評価した。同校の田中淳子理事長は「今後、統計や金融の分野が大学入試問題に反映される。その状況下で金融関連の大会で全国優勝したのは意義がある」と称えた。
=埼玉新聞2022年3月19日付け4面掲載=
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