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産学官連携し洋菓子開発ー花咲徳栄高校

洋菓子「かぞごころ」完成

洋菓子「かぞごころ」を紹介する(左から)程塚愛琉さん、五ノ井有菜さん、川村美晴さん=16日午後、加須市役所

 

 加須市特産のトマト、イチジク、大吟醸酒粕、浮野みそを使った4個セットの洋菓子「かぞごころ」(540円税込み)が、産学官連携で商品化された。25日からの販売を前に16日、加須市役所で完成報告会が行われた。
 かぞごころは、同市経済部産業振興課と、花咲徳栄高校の食育実践科、日本薬科大学(伊奈町)の薬学部、加須市内に工場がある洋菓子のコロンバン(本社・東京)が「食と健康づくり」をテーマに共同開発した。
 「焼きショコラと和フィナンシェ」をうたったスイーツで、おしゃれでかわいいパッケージ入り。食材の特徴と栄養価の説明書を添えている。高校生と大学生からの提案を入れて、特に若年層に受ける商品を意識したという。
 食材をかけ合わせて作り、4個とも風味や食感が違う。トマトとレモンの焼きショコラ、焼きみそキャラメルショコラ、吟醸香るアーモンドミルクのフィナンシェ、抹茶とイチジクの和風フィナンシェが味わえる。
 花咲徳栄高食育実践科代表の2年生程塚愛琉(あいる)さん(17)は「売りは加須市の名産。『かぞごころ』が売れて加須市の知名度が上がってほしい」。同、五ノ井有菜(りな)さん(17)は「おいしいし、デザインもいい」とPRした。
 日本薬科大の薬学部代表、川村美晴さん(23)は「大吟醸の酒粕とアーモンドミルクを使ったフィナンシェは大人の味。お勧めです。4個ともおいしさと健康が両立しているお菓子だと思う」と話していた。
 コロンバンによると、かぞごころは25日から加須未来館農産物直売所、道の駅童謡のふる里おおとね、イオンモール羽生などで販売が始まる。順次、販売を拡大していくという。

 

=埼玉新聞2022年3月19日付け11面掲載=

 

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