「挑む心を忘れずにやる」
藤本正人市長(左)と大岩幹夫教育長(右)を表敬訪問した宇津木秀選手=所沢市役所
2月にボクシング日本ライト級王座を獲得した所沢市出身のプロボクサー宇津木秀選手(27)が、所沢市役所を訪れ、藤本正人市長らに喜びを報告した。
宇津木選手は所沢市立北小学校、向陽中学校出身。中学2年生からボクシングを始め、高校は県内の強豪校花咲徳栄高校に進学。その後は平成国際大学に進み競技を続け、大学卒業後は同大でコーチを務めるなどし、2018年にプロデビューを果たした。
2月8日に後楽園ホールで行われた日本ライト級王座決定戦で同級1位の鈴木雅弘選手(角海老宝石ジム)と対戦し、9ラウンドTKOでチャンピオンを獲得した。
所属するワタナベボクシングジムの渡辺均会長、小林尚睦トレーナーとともに市役所を訪れた宇津木選手は「練習のイメージ通り落ち着いて自分のペースで戦えた。周囲のサポートのおかげ」と王座を奪取した一戦を振り返った。
現在はトレーニングを積む傍ら、高校、ジムの先輩でもある内山高志さんのフィットネスジムで働いている。「世界チャンピオンが身近にいるのは大きい」と語り、「防衛を続ければランキングも上がり、世界戦へのチャンスもつかめる。挑む心を忘れずにやっていく」と拳に力を込めた。
=埼玉新聞2022年3月26日付け11面掲載=
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