秩父農工科学高校愛鳥部
シジュウカラ用巣箱プレゼント ガイド本付き
手作り巣箱を希望者に渡す高校生=11日午後1時ごろ、秩父市大野原の秩父農工科学高校
野鳥保護に関心を持ってもらおうと、秩父市大野原の県立秩父農工科学高校愛鳥部は11日、シジュウカラ用の巣箱100個を同校事務室でプレゼントした。愛鳥週間(10~16日)に合わせて毎年実施し、今年で30年目を迎えた。
巣箱は同部部員がスギ木材を使った作りで、大きさは高さ40㌢、幅と奥行き15㌢、出入り口は直径2・8㌢。腐りにくくするため、火で焼いて仕上げた。プレゼントは同校へ取りに来られる人が対象で、同部員が作成した小冊子「愛鳥ミニミニガイド」も贈呈した。
同部2年の福田衣麻さん(16)は「強度を高めるためのくぎ打ち作業が大変だった」と苦労した点を話す。柏木志織さん(16)は「かわいらしいシジュウカラが巣箱に入る瞬間を楽しんでほしい」と話していた。
プレゼント期間は3日間を予定していたが、初日(11日)から希望者が続々と集まり、同午後1時時点で残り35個。巣箱を取りに来た同市の男性(75)は「シジュウカラが好きで、ホームセンターで購入を考えていたが、こんなに立派なものが手に入ってうれしい。自宅の木に取り付けて鳥を観賞したい」と笑顔を見せた。
=埼玉新聞2022年5月13日付け11面掲載=
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