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観光大使に絵本作家 加須市出身のまつながさん

加須市観光大使の委嘱状を受けた絵本作家まつながもえさん(右)。左は絵本「はにわくん」を持つ角田守良市長=19日、加須市役所

 

 加須市は19日、同市出身で東京都文京区在住の絵本作家まつながもえさん(29)を、加須市観光大使に委嘱した。市役所市長室で角田守良市長から委嘱状を受けたまつながさんは「創作絵本を通して加須市の魅力を発信していきたい」と話した。
 まつながさんは、不動岡小―加須西中―不動岡高を経て学習院大で学んだ。現在、文京区観光協会職員を務める。2017年から創作絵本を学びはじめ、20年に絵本塾カレッジ創作絵本コンクールで作品「はにわくん」が大賞を受賞。絵本塾出版より絵本が発刊された。
 昨年は、絵本雑誌MOEのMOE創作絵本グランプリで作品「からっぽのにくまん」が応募総数957作品の中からグランプリを受賞し、MOE6月号に掲載された。ピンポイント絵本コンペでも作品「かっぱまきください!!」が応募総数221作品の中から入選している。
 角田市長は「絵本『はにわくん』は加須市立図書館にある。加須市出身の絵本作家まつながもえさんの活躍を知って、観光大使をお願いすることにした。市のイメージアップと観光振興に力添えをいただきたい」と期待を込めた。
 まつながさんは「中学生のとき、親が私と同じ名前の絵本雑誌『MOE』を買ってきてくれ、そこから絵本が好きになった。高校、大学では陸上競技に熱中したが、社会人になってから創作絵本が私の生活の一部になっている」と話した。
 はにわは小さい時から好きで、行田市のさきたま古墳群にもよく行ったという。「熊谷市出土の『踊るはにわ』に影響を受けた。創作絵本では加須市にちなんだキュウリやナスなどの野菜が登場する話や、かかしの話もある」などと紹介していた。

 

=埼玉新聞2022年5月22日付け11面掲載=

 

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