東松山で平和ウィークー川越女子高校　松山女子高校

見て、聞いて、作って考える

　東松山市岩殿の埼玉ピースミュージアム（県平和資料館）は６～１５日まで、平和について考える「平和ウイーク」を開催する。入場無料。
　夏休みピースチャレンジ（６、７、１２、１３、１４日の午前９時～午後４時半）は、小中高生対象で「最後の空襲くまがや」などのアニメ映画の鑑賞、「出征」「疎開」についてのミニ授業、館内の展示見学に取り組む。最後に「平和へのメッセージカード」を作成すると「平和大使認定証」が授与される。
　戦争中の体験を聞く会（１１日午後１時半～同２時半、定員１６０人）の語り手は岡部博明さん。父親がニューギニアで戦死、日本戦没者遺骨収集推進協会主催の現地調査に参加している。テーマは「御霊の父と共に～育ての家族への感謝と慰霊巡拝・遺骨収集現地調査～」。司会・進行は県立川越女子高校放送部。紙芝居読み聞かせ会（１４日午後１時４５分～同２時半、定員５０人）は、坂戸市のボランティア団体「あじさいの会」と県立松山女子高校の生徒が紙芝居（「そかいした　おわん」「父のかお　母のかお」「のばら」）の読み聞かせを行う。
　戦争体験者証言ビデオ・特別アニメ上映（６日～１５日）や、夏休みクラフト教室（９、１０日の午前１０時～正午、材料費５００円）も実施。また、テーマ展「収蔵品展　昭和の暮らし―戦前・戦中・戦後―」（１２月１８日まで）も開催中。
　問い合わせは、埼玉ピースミュージアム（☎０４９３・３５・４１１１）へ。

＝埼玉新聞２０２２年８月６日付け１５面掲載＝