全国懸け 男女各40校激突
バレーボールの第75回全日本高校選手権埼玉大会(11~13日・サイデン化学アリーナほか)の組み合わせ抽選会が31日、上尾市のスポーツ総合センターで行われ、出場する男女各40校の対戦が決まった。男女の優勝校が本大会(来年1月4~8日・東京体育館)に出場する。
真剣な表情でくじを引く出場校の監督たち=31日午後、スポーツ総合センター
高校総体県予選の1~4位がそのまま第1~4シードに入り、5~8シードは8強入りした残りの4校による抽選で決定。第1~8シードは大会第2日の3回戦から登場する。第9~12シードには各地区予選の優勝校が入った。
男子の第1シードは10年ぶりに春高出場を狙う正智深谷。第2シード以下は2年ぶりに優勝を狙う昌平、埼玉栄、越谷南となった。女子は連覇を狙う細田学園が第1シード。第2シード以下は狭山ケ丘、春日部共栄、正智深谷になった。
3年ぶりに観客を入れての開催となるが、入場できるのは関係者のみに制限される。
男子 初制覇狙う正智深谷
男子は正智深谷が第1シードから初の頂点を狙う。鈴木監督は「ガンガン攻撃して、守備でも攻めの姿勢を出したい」と勢い十分だ。平均身長180㌢後半の高さに加え、負けん気の強さが売り。エース白野、近藤、新井の2年トリオの躍動に期待がかかる。
第2シード昌平は、経験豊富な主将坂本と決定力の高い永田ら3年を軸に、攻守で高さと速さを兼ね備える。掛川監督は「状態はすごく良い。日本一を目指すが、まずは通過点をクリアしたい」と2年ぶりの王座奪還に燃える。
2連覇を目指す第3シード埼玉栄は、身長がない分セットプレーが武器。旭山監督代行は「うまく攻めれば勝機が見いだせる」。3年黒田の強烈なアタックを中心に攻撃から流れをつかみたい。第4シード越谷南は、点取り屋の1年関根、司令塔の2年栗原が攻撃の要として安定。飯島監督は「狙うからには優勝を」と大物食いを誓った。
女子 連覇目指す細田学園
女子の第1シードに入った細田学園は、高校総体、国体で全国を経験し選手たちが一回り成長した。浜地コーチは「ディフェンスは課題だが、攻撃力が武器」と自信を持つ。伝統の守備に不安を残すが、攻め勝つバレーで頂点を目指す。エースレフトの渡会、主将でミドルの寺下など、各ポジションにタレントをそろえ、連覇に向け足元を固める。
第2シードの狭山ケ丘は、レフト菊地を中心にコンビバレーで勝機を呼び込む。引地監督は「昨年もいいチームだったが、今年も楽しみ。爆発する力は秘めている」と初栄冠に期待を込める。
第3シードは一昨年女王の春日部共栄。レギュラーを10人前後で争い、選手層は豊富だ。鱒渕コーチは「サーブで崩していきたい」と強化を図る。第4シードの正智深谷は打倒細田学園へ虎視眈々。春名監督は「(細田と)同じバレーをしていたら勝てない」と対策を練っている。
=埼玉新聞2022年11月1日付け7面掲載=
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