男子マラソンの吉田選手が滑川中女子駅伝部を訪問

吉田（東農大三高出）が全国中学駅伝代表・滑川中女子駅伝部を激励

吉田選手（前列中央）のサイン色紙を手に笑顔を見せる滑川中女子駅伝部の選手たち

　陸上男子マラソンの吉田祐也（ＧＭＯインターネットグループ）が２８日、滑川町立滑川中学校を訪れ、来月１８日に滋賀県で行われる全国中学駅伝に初出場する滑川中女子駅伝部を激励した。吉田は「体調管理をしっかりして、自信を持ってレースに臨めるよう祈ってます」と言葉をかけた。
　東松山市出身の吉田は、東農大三高から青学大に進学すると、４年で初出場した箱根駅伝で４区区間賞を獲得。同大の総合優勝に貢献した。２０２０年には初マラソンの日本歴代２位となる２時間８分３０秒を記録した。現在は２４年のパリ五輪出場を目指している。
　滑川中女子駅伝部を率いる川村倫寛監督と吉田は、中学３年間に師弟コンビを築いた間柄。恩師が指導するチームの全国出場を知り、駆け付けた。川村監督は「ありがたい。滑川に元気を届けられるよう頑張りたい」と、教え子からのエールに感謝した。
　生徒たちは色紙などにサインをもらい、感激した様子だった。佐藤葉月（１５）さんは「世界で活躍している選手なのでうれしかった」。利根川綺々（１５）さんは「感謝を結果で示したい」と、それぞれが大舞台への糧とするつもりだ。

＝埼玉新聞２０２２年１１月２９日付け６面掲載＝