第38回関東地区高校囲碁選手権大会が7、8日、滑川町の県立滑川総合高校で開催された。県勢は女子個人戦で長野優希さん(開智2年)が昨夏の高校選手権に続いて優勝。男子個人戦は板垣翔音さん(川越東)が準優勝、男子団体戦は川越東高(板垣翔音さん、山仲健太さん、龔煥東さん)が3位、女子団体戦は星野高(大竹花歩さん、宇野初音さん、玉手菜々美さん)が4位に入り、3月に大阪で行われる全国選抜大会出場を決めた。
関東高校囲碁選手権大会個人戦で優勝した長野さん(右)と準優勝の板垣さん=8日、滑川総合高校
男子団体戦で3位に入った川越東高、左から山仲さん、板垣さん、龔さん=7日、滑川総合高校
大会は山梨を含む関東地区8都県の持ち回りで開催。初日に男子団体戦と女子個人戦、2日目に女子団体戦と男子個人戦が行われた。それぞれ変則リーグ戦で各4局打ち、スイス方式で順位を決めた。
長野さんは、選手権決勝の再現となった黒川智美さん(栃木)との3連勝同士の優勝決定戦を制し、優勝を決めた。板垣さんは3連勝後の優勝決定戦で木下智陽さん(東京)に惜敗した。男子団体戦の川越東高も3連勝で優勝決定戦に臨み、慶応義塾高(神奈川)に1―2で惜敗し、スイス方式の得点の結果3位に。星野高は3勝1敗で4位に滑り込んだ。
個人戦と並行して行われた男女の9路盤戦は全員総当たりで対戦した。女子9路盤戦で小野茅音さん(桶川1年)が4位、柿沼陽菜美さん(大宮2年)が5位に入賞したが、全国大会の出場権は得られなかった。
全国大会の出場数は、前年の全国大会での地区代表の実績で決まるため、部門ごとに異なる。
=埼玉新聞2023年1月10日付け14面掲載=
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