自転車利用者に対してヘルメットの着用を呼びかけようと、川越署は14日、管内にある城北埼玉中学・高校の生徒らを招いて川越駅西口でキャンペーンを行った。
参加したのは、同校自転車競技部員の中高生6人。4月に施行される改正道交法によって自転車利用者に対してヘルメットの着用が努力義務になるとして、交通安全に関するクイズを通してヘルメットの重要性や自転車の点検要領などを紹介し、駅利用者らに啓発品を手渡した。
6人のうち、代表して一日警察署長を務めた同高校2年生の大図一矢さん(17)はレース中に転倒した際、ヘルメットによって頭部のけがを防ぐことができた経験を紹介。自転車を利用する人であれば誰でも転倒の可能性はあるとして「(ヘルメットを)かぶってくれるとうれしいです」と呼びかけた。
同署の木村宏志署長は、2021年の1年間で自転車運転中に亡くなった34人のうち、半数以上の20人が頭部の負傷によるものだとして「ヘルメットは自分の命を守る大事なアイテムになる。今後も呼びかけの活動を続けたい」と力を込めた。
=埼玉新聞2023年3月16日付け14面掲載=
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