熊谷女子高校出身オペラ歌手の岡崎さんが妻沼で２９日公演

「感謝込めて歌いたい」

　旧妻沼町（現熊谷市）出身でオペラ歌手の岡崎麻奈未さんによるコンサートが２９日、熊谷市妻沼の妻沼聖天山金剛殿で行われる。オーストリアのウィーンを拠点に活躍していて、２０１７年、２０年に続いて３年ぶりに妻沼聖天山でコンサートを行う岡崎さんは「感謝の気持ちを込めて歌いたい」と意気込んでいる。

チラシを持ってコンサートをＰＲする岡崎麻奈未さん（中央）、澤田慶仁さん（左）、宇野元英さん＝熊谷市筑波のアズ熊谷６階のＦＭクマガヤ

　岡崎さんは県立熊谷女子高校、国立音楽大学声楽科を経てオーストリアのウィーンへ。宮廷歌手の下で声楽を学び、リサイタルを各地で成功させ、さまざまなコンクールでも入賞。１９年からウィーンにあるアルヒェ劇場を経営しながら舞台女優、歌手として舞台に立ち続けている。
　１１日にはコミュニティーＦＭ「ＦＭクマガヤ」を訪れ、コンサートにもスペシャルゲストとして登場する津軽三味線奏者澤田慶仁さんによる番組「澤田慶仁のナマっていいとも！」にも出演し、コンサートをアピールした。当日は妻沼幼稚園や妻沼西中学校時代に歌った「花のメルヘン」「この地球のどこかで」を含む計１７曲が披露される予定。
　岡崎さんは「熊谷に帰れる場所があるから頑張っていける。たくさんの人に来てもらえれば」と話していた。
　昼公演は午後２時、夜公演は午後６時開演。チケットは各回１人３千円で、中学生以下千円。昼公演は売り切れ、現在は夜公演のみ販売中。ピアノ伴奏を出井愛さん、筝演奏を浅井りえさんが行うほか、ＦＭクマガヤ局長の宇野元英さんとイラストレーターのことなさんが司会を担当する。
　チケットの問い合わせは、ショーシン（☎０４８・５８８・０２４６）へ。

＝埼玉新聞２０２３年７月１７日付け１１面掲載＝