「好きなこと追いかけて」
武南高校(蕨市塚越、遠藤修平校長)は、同校OBで現在は米マサチューセッツ工科大学院(MIT)に通う近藤耕太さんを招き講演会を行った。
近藤さんは同校在学中、サッカー部の正ゴールキーパーとして活躍。現役で九州大学に合格し、卒業後は世界大学ランキングで11年連続1位、ノーベル賞受賞者を多数輩出するMITに進学。現在は同大学院でドローンなどを研究している。
参加した185人の後輩たちを前に、近藤さんは「海外大学(院)という選択肢」などのテーマで講演。「在学中に見た映画で航空宇宙に強い関心を持ち、大学合格が目標ではなく、大学で航空宇宙工学を学びたいという気持ちで部活をやりながら猛勉強した」と明かした。
大学に入ってからは米国を一人旅してNASAを訪問したり、ミシガン大への交換留学が自信となってMITの大学院への進学を強く希望。「米国の大学は自由で創造的な空気があり、世界各国から優秀な学生が集まるので楽しく刺激は多い。自分にとって好きとか楽しいという感情が行動の原動力。好きなこと、興味があることで自分の心が動いたら追いかけてみることが大事」とエールを送った。
講演を聴いた同校1年の鴨澤理一さん(15)は「与えられた環境をどう活用するか勉強になった。近藤さんの話を聞いて、今後の自分の人生にワクワクしている」と興奮気味だった。
=埼玉新聞2023年7月24日付け10面掲載=
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武南高等学校は生徒1人ひとりの学力を伸ばし、第1志望の大学への進学を実現することと、心豊かな人間を育てることを教育理念としています。合い言葉は「規律正しい生活が学力を伸ばす」「自学自習で小さな時間を積み上げる学習を」。盛んな部活動と文武両立の進学校として知られています。「特進コース」「選抜コース」「進学コース」「中高一貫コース」の4コースがあります。
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