競泳(鹿児島市鴨池公園プール)
少年女子B100㍍背泳ぎは、埼玉の園部ゆあら(埼玉栄高)が1分2秒64を記録して初優勝した。決勝では「前半が課題。29秒台で入りたかった」と有言実行。50㍍を29秒99の2位で折り返すと、後半の序盤で先頭に立ち逃げ切った。
さいたま大砂土中3年だった昨年は、全国中学校大会の100、200㍍背泳ぎで2冠を達成し、栃木国体では少年女子B100㍍背泳ぎで2位の実力者。だが、今年に入ると体調を崩し、結果を残すことができなかった。
「練習ではいい結果が出るけど、試合になるとうまくいかなかった」。8月の全国高校総体では200㍍背泳ぎで予選9位と決勝進出を逃した。「気持ちも思うようにいかず、不安しかなかった」。その中で臨んだ今大会はコーチ陣や先輩たちの声援が力となり、初優勝につながった。
レース後のインタビューでは「やっと自信が出てきた」と緊張がほぐれて笑顔を見せた。「今シーズンで最高の泳ぎができたけど、タイムがうまくいかなかった」と実りの秋への一歩を踏み出した。
=埼玉新聞2023年9月23日付け1面、7面掲載=
サイト内の
埼玉栄高校の基本情報は→こちら
カテゴリー
よく読まれている記事