スターバックスのスタッフがコーヒー豆の栽培について講演した
エシカル(倫理的)な生活や生き方について学ぼうと、蓮田市上の市立図書館で市とコーヒーチェーン大手スターバックス、県立蓮田松韻高校の生徒が連携し講座を開催した。
東北自動車道蓮田サービスエリア(SA)に店舗を出すスターバックスと市が企画した。図書館は倫理にまつわる出版物を紹介、同店の今西洋太ストアマネジャーがコーヒー豆の栽培をめぐる取り組みについて講演した。
国外ではコーヒー豆の栽培が産地で低賃金や児童労働の温床となっている。講演で今西マネジャーは同社が取り組む「倫理的な調達」について解説。生産者に支払われている賃金を管理するなどフェアトレードの仕組みを説明し「生産者から(コーヒーを)口に入れる人までみんなが幸せになる実践に取り組んでいる」と述べた。
蓮田松韻高校家庭部は、同店から出たコーヒーの豆かすを再利用し染め物に挑んだ。薄茶色に染め上げた巾着袋を市内のイベントで紹介。この日の講座では、エシカルな活動の一環として参加者に巾着袋を配布した。講座に参加した同校家庭部の内田芽那部長は「みんなで協力して巾着袋を染め達成感があった。無駄なものを出さないこと、エシカルな生活は難しいが、直接的に関わることが大切だと思った」と感想を話した。
=埼玉新聞2023年11月26日付け10面掲載=
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本校は今年で創立14年目を迎え、学習活動から放課後の部活動に至るまでの様々なシーンで充実感を得られるような仕掛けを施しています。授業では、単位制を活かした多彩な講座が展開されたり、少人数授業で丁寧な指導を行ったりしています。また、学校行事や部活動では、生徒が主体となって取り組み、活気に溢れています。そのような取り組みが、ここ数年の堅実な進路実績に結びついています。
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