「憧れ」に熱いまなざし
子どもたちに捕手の基本を教えるオリックスの若月健矢捕手
加須市の花咲徳栄高校出身のプロ野球選手10人による少年野球教室(加須市スポーツ少年団主催)が17日、同市の加須きずなスタジアムで開かれ、市内と近隣市の24チーム、222人が参加した。スタジアムには多くのファンも訪れた。
集まったのは、パ・リーグからオリックスの若月健矢捕手(28)=加須市出身、埼玉西武の西川愛也内野手(24)、ソフトバンクの井上朋也内野手(20)、日本ハムの野村佑希内野手(23)。現役ドラフトでソフトバンク入りの長谷川威展投手(24)=さいたま市出身=も参加した。
セ・リーグからは、DeNAの楠本泰史外野手(28)、中日の清水達也投手(24)=深谷市出身=と味谷大誠捕手(20)、巨人の松井颯投手(23)、広島の韮沢雄也内野手(22)。
若月捕手は今年も野球教室に仲間10人が結集したことについて、「すごい後輩がいっぱいいるので、負けてられない気持ちの一心でやっている」ときっぱり。「特に、同じ捕手の味谷君に注目している」と話した。
若月捕手は、キャッチングの仕方や送球など捕手としての基本を教え、子どもたちの質問にも答えた。捕手だからこそ経験できるプロ野球の投手の特徴の一端なども紹介。和やかなムードだった。
若月捕手がスポ少の時に入っていた大桑ジャイアンツ(加須市)の捕手、菊池煌希(こうき)さん(12)は「キャッチャーの若月さんは、二塁への送球の正確さ、肩の強さがすごい。手本にしたい」と話し、憧れのまなざしを向けた。
野球教室では、それぞれの選手が得意な分野を中心に教えた。ウオーミングアップから始まり、キャッチボール、走塁、投球、打撃、守備などを、約3時間にわたって基本を中心に指導した。
花咲徳栄高校出身のプロ野球選手10人が集結した=加須市の加須きずなスタジアム
=埼玉新聞2023年12月19日付け7面掲載=
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花咲徳栄高校の基本情報は→こちら
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