高校生が電気工事技術者から話を聞き、業界の理解を深めた研修会=さいたま市北区の埼玉電気会館
電気工事業界を就職先に選んでもらおうと、県電気工事工業組合青年部会(小島昇会長)は、さいたま市北区の埼玉電気会館で、工業学科系の高校生を迎えた研修会を開いた。組合に加盟する経営者や後継者が電気工事業の魅力、会社の労働形態などを伝えた。
大宮工業、進修館、川越工業、久喜工業、川口工業、熊谷工業、秩父農工科学の県立7校の1、2年生と教職員ら計約60人が参加した。小島会長は「電気工事の仕事を知ってもらい、入職者を増やしたい。将来は会社を起こすくらいの壮大な夢を持ってほしい」と語った。
高校生は班ごとに経営者らを交えて意見交換した。久喜工高2年の秋山晴明君は「入社後に資格を取りたい。会社はどんなサポートをしてくれるのか尋ねたい」。大宮工高2年の金津礼菜さんは、女子トイレの有無など女性が安心して働ける職場環境かを確認、「環境整備はされていると聞いた。就職先の一つに考えたい」と話した。
経産省のまとめでは電気工事業の入職者減に伴い、2045年には第二種電気工事士が全国で約3千人不足する見込み。入職促進を図るため、工業高校へのアプローチ強化が求められている。
会場にはIoT住宅設備が展示され、熊谷工高1年の武井拓仁君は「技術の進歩に驚かされる」と業界の可能性に刺激を受けていた。
=埼玉新聞2023年12月22日付け4面掲載=
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