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新座総合技術高校生徒考案のコロッケ商品化 ミニストップで数量限定販売

 新座市の県立新座総合技術高校(佐久間博正校長、生徒数約720人)とコンビニエンスストア「ミニストップ」が共同開発した総菜「さとさつハートコロッケ」が5日から、県内の約120店舗で数量限定で販売している。同社と県が締結した包括連携協定に基づいたもの。同社の依頼を受けた同校の生徒らが考案した。埼玉県の高校生が考案した総菜を同社が商品化したのは初めてという。

 

新座総合技術高校とミニストップが共同開発した「さとさつハートコロッケ」の販促用ポスター(提供)

 

 「さとさつ」はサトイモとサツマイモだけをペースト状にして混ぜ合わせており、目を引くハート形が特徴。同社は「ソースなしで芋本来の甘さが引き立っている」とPRしている。1個税込み162円で販売し、限定数がなくなり次第、終了する。
 同校などによると、2022年春ごろ、同社から総菜レシピの依頼があり、同校食物調理科の2年生38人が1班3~4人の11グループに分かれ、各班で絵と文字によるレシピを考案。同社の最終選考で4作品が選ばれ、投票の結果、同年夏、「さとさつ」の商品化が決まった。
 依頼から開発まで2年間を要しており、レシピが選ばれた男女各2人の4人グループを含め同科の生徒らは今年3月に卒業している。
 生徒らが2年生当時、クラスの担任だった田村知子教諭は「ジャガイモのコロッケとはひと味違うおいしいものです。生徒らが長い年月をかけて作成しており、ぜひ食べてみてほしい」と話している。

 

=埼玉新聞2024年4月10日付け7面掲載=

 

サイト内の新座総合技術高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴~学校からのメッセージ~

昭和58年に6つの専門学科(電子機械科、情報技術科、デザイン科、総合ビジネス科、服飾デザイン科、食物調理科)からなる複合型専門高校として開校した。目指す学校像を「一人一人の個性を生かし、広い視野を持った、よりよい社会の創り手となるスペシャリストを育成する」とし、ノーチャイム制や1年次ミックスホームルーム、総合選択制の実施など、様々な教育実践に取り組んでいる。

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