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全国高校サッカー埼玉大会 来月13日決勝トーナメント開幕

頂点へ54校激突
昌平3回戦、西武台2回戦から

 サッカーの第103回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)決勝トーナメント(10月13日開幕)の組み合わせ抽選会が9日、埼玉スタジアムで行われ、出場54チームの組み合わせが決定した。
 54チームの内訳は1次予選を突破した31チームに加え、6月の全国高校総体県予選の8強と県U―18(18歳以下)Sリーグ参加の15チーム。U―18プレミアリーグ東地区に所属する第1シード昌平は10月26日の3回戦から、同プリンスリーグ関東2部の西武台は同20日の2回戦から登場する。
 決勝は11月17日(午後2時5分)に埼玉スタジアムで行われ、優勝校が全国高校選手権(12月28日~来年1月13日)に出場する。

 

くじを引く各校の主将ら=9日午後、埼玉スタジアム

 

自覚持ち攻撃で圧倒

 今夏の全国高校総体で初優勝した昌平が3年連続の頂点を見据える。玉田監督は「優勝を狙うが初戦からやることは変わらない。1試合ごとに選手たちの成長を感じたい」と期待を込めた。
 全国高校総体では全6試合で複数得点を挙げた。計4ゴールのFW鄭志錫を筆頭に9人が得点するなど総合力の高さを示した。玉田監督は「1対1の部分など、試合に勝つために戦うところを理解してくれた」と選手たちの成長を実感する。
 チームはU―17(17歳以下)日本代表のMF長、GK佐々木と攻守にタレントぞろい。今夏にU―18日本代表に初選出された主将のMF大谷は「攻撃面に多く関わって、多彩な攻撃を展開したい」とピッチ中央から試合を組み立てる。
 全国王者として臨む埼玉大会に向けて大谷は「プレミアで戦っている自覚を持って、攻撃で圧倒したい。一戦一戦油断せずに全国を目指す」と力を込めた。

 

悔しさを成長の糧に

 「打倒昌平」の筆頭候補として名乗りを上げる西武台。6月の全国高校総体県予選決勝では昌平に1―5で大敗し悔しさを味わった。主将のDF谷口は「守備の強度であったり、もっと点を取ることは上げてきた」とチー
ム力の底上げを自負した。
 今年のチームの武器はカウンターサッカー。堅守からの速い仕掛けを意識しゴールに迫る。谷口は「昌平だけ見ていても途中で負けたら元も子もない。一戦一戦しっかり戦ってファイナルで良い結果を出したい」と3年ぶりの全国を見据えた。

 

正智深谷

堅守に攻撃力も兼備

 8大会ぶり4度目の全国を目指す正智深谷は、ベースとなるチーム伝統の守備に磨きをかけてきた。主将のMF大和田は「トーナメントの勝負になると先に失点したくないので、(失点)ゼロを意識している」と堅守の大事さを話した。
 守備力に加え、今年は攻撃力にも自信を持つ。大和田は「シュート練習は多くやってきた。攻撃のところにも注目してもらいたい」と新たな一面を強調した。王者とぶつかる準決勝まで攻守の威力を発揮し、駆け抜けるつもりだ。

 

浦和学院

積み上げた集大成

 6月の全国高校総体県予選で4強入りした浦和学院は高い攻撃力を武器に初優勝を目指す。主将のMF平瀬は「序盤から主導権を握って自分たちのサッカーを貫く。優勝に向けてチーム全員が団結したい」と表情を引き締めた。
 12節までを終えたU―18(18歳以下)S2Aリーグでは32得点を挙げて2位につける。失点も20と多いが平瀬は「失点後の立て直しはこれまで意識して取り組んできた。攻守に課題はない」とうなずいた。攻守で積み上げた集大成を発揮する。

 

=埼玉新聞2024年9月10日付け8面掲載=

 

 

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