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プロ野球ヤクルト松本、並木選手が熊谷で野球教室

プロの技 少年たちに伝授

ティーバッティングで子どもたちを指導する並木秀尊選手(左手前)と松本直樹選手(同奥)=熊谷市中恩田の児童養護施設おお里

 

 プロ野球の東京ヤクルトスワローズでプレーする松本直樹選手(31)と並木秀尊選手(25)が、熊谷市中恩田の児童養護施設おお里を訪問し、少年たちにプロの技を伝授した。
 おお里が主催した教室は、松本選手の妻が熊谷市出身という縁で結成された「松本直樹選手を応援する会」の協力で初めて実現。草加市出身で、市立川口(現川口市立)高校から草加市の獨協大学を経て入団した並木選手も、講師として参加した。
 おお里をはじめ、熊谷市内外の児童養護施設に入所する男子の小中高校生27人が集まった。キャッチボールでは、2024シーズン60試合に出場した捕手の松本選手が強肩を披露。走塁練習では、同33試合出場で10盗塁をマークした並木選手が立ち幅跳びを実演し、俊足を生むバネを見せた。
 参加者は両選手からノックを受けたり、ボールを投げてもらってティーバッティングに取り組んだりした。軟式野球部に所属する中学校1年生の男子生徒(13)は「こつを教わった通りに投げたら、うまくいった。もっと上手になり、チームを強くしたい」と意気込む。おお里の横溝英明園長(59)は「将来の可能性に気付ける貴重な機会をいただけた」と感謝する。
 練習メニューが終わると、参加者にサイン色紙などがプレゼントされ、両選手は記念撮影にも応じた。松本選手は「基本を大事にすることを伝えた。これからも野球を続けてほしい」と願う。並木選手は「野球の楽しさを感じてもらい、競技を通じて仲間とコミュニケーションする力を高めてくれれば」と期待した。

 

=埼玉新聞2025年1月9日付け13面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2024~

普通科(スポーツ科学コース除く)の合格者から、難関大学への進学を目指す特別進学クラスを編成。令和4年度より文部科学省のSSH事業の指定を受け、理数科を中心に先進的な理数教育を実施するとともに、大学との共同研究を推進。スポーツ科学コースでは選手育成のため、教育活動全体で「心・技・体」を鍛える。ネイティブ英語教員チーム10名と日本人英語教員との共同授業により、「話す」「書く」力を養成。今年度より内部進学生が入学。

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