パリでは金を
東京パラリンピックの車いすラグビーで銅メダルを獲得した中町俊耶(しゅんや)選手(27)が7日、郷里の北本市役所を訪れ、三宮幸雄市長に成績を報告した。北本北小学校6年生の時の担任で同市学校教育課長の和泉健(たけし)さん(46)とも歓談した。
中町選手は同市出身で鴻巣市在住。北本北小から野球に熱中し、宮内中学校、本庄第一高校、共栄大学と左腕投手として活躍したが、大学1年生の時に頚髄(けいずい)を損傷し、車いすラグビー選手に転身。2017年に日本代表入りし、世界大会デビューしている。
東京大会で攻守にわたって存在感を見せたが、日本は目標としていた金メダルにわずかに届かず、リオデジャネイロに続く銅メダル。「正直、悔しい。3年後のパリ大会では金メダルが取れるように頑張っていきたい」と思いを新たにした。
市役所で歓待を受けた中町選手。「生まれ育った北本市に銅メダルの報告ができてうれしい。3年後は今回以上の結果を残して、またいいニュースを報告しに来たい」とにっこり。
三宮市長は「北本市にとって銅メダル獲得は誇り。3年後はまた、色の違ったメダル(金メダル)を取るために頑張ってください」とエール。和泉さんは「銅メダルは本人の努力の結果。今はゆっくり休んで、また次の目標に向けて努力を重ねてほしい」とねぎらった。
=埼玉新聞2021年10月9日付け12面掲載=
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