浦和署の特殊詐欺抑止合同キャンペーン
増加する特殊詐欺被害の防止を図ろうと浦和署は8日、県立浦和第一女子高校美術部と特殊詐欺抑止合同キャンペーンを行った。
キャンペーンは、さいたま市役所敷地内の広場や近くの交差点で実施。浦和署や警察福祉協会浦和支部、同校美術部生徒ら28人が参加し、通りかかった人に「詐欺が増えているので気を付けてください」などと声を掛けながらチラシなどを配った。
チラシは、同校美術部が作成した絵や「『今』の電話信用できますか?」などの言葉を用いて、特殊詐欺の被害防止を呼び掛けている。同部2年生で部長の大里萌華さん(16)は「おばあさんをハートで囲み、柔らかいタッチで表現した」と話した。絵は、特殊詐欺被害を防ぐために必要な人とのつながりを表しているという。
今年1月から今月7日までの県内の特殊詐欺被害件数は782件(前年比+23件)となっている。
大里さんは、「思っていたよりいろいろな人が興味を持ってくれたことはうれしかった」とキャンペーンを振り返った。同署の綿貫健司生安課長は「チラシの絵や言葉が伝わってほしい。一件でも多くの被害を減らすことにつながれば」と話した。
=埼玉新聞2021年10月10日付け8面掲載=
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