熊谷市の「イオン熊谷店」3階の「くまがやおもちゃ病院」(くまっぺ相談室地域連携事業)に、7月30日、夏のボランティア体験プログラム(熊谷市社会福祉協議会主催)に応募した高校生4人と社会人1人の計5人が助っ人として訪れた。
この日は開院2時間でプラレールやラジコンなど18組36個の修理が持ち込まれた。高校生らは、おもちゃドクター・新井智さん(65)などスタッフ5人と、受け付け、修理、返却などの仕事を手際よく分担していた。
行田市の吉田陽生路君(9)は「天使っちが修理代10円(ビス代)で直ってうれしい」と大喜び。
熊谷女子高校2年の平田真凛さん(16)、松本和奈さん(16)は、「見ただけでどこが悪いか分かる技術がすごい」、松平佳歩さん(16)は「おもちゃは子どもの日常生活の一部。直ったおもちゃに喜ぶ姿が印象的でした」とにっこり。
同院が開設して5年。おもちゃドクターを目指す熊谷市の小幡将平さん(31)は「音の出なくなったトーマスが命を吹き返し面白かった」。
新井さんは「物は直して使うことができることを知ってほしい」と話していた。
=埼玉新聞2022年8月13日付け11面掲載=
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