県は28日、献血運動に協力した団体などを表彰する「彩の国さいたま愛の血液助け合いの集い」を埼玉会館(さいたま市浦和区)で開催した。中学生が対象の献血推進ポスターコンクールの表彰も行い、所沢市立中央中学校3年の竹中利織さんが県知事賞最優秀賞を受賞した。
竹中さんは、「献血は16歳から」と表示されたスマートフォンを手に献血ルームに向かう女性を描いた。コンクールでは54校384作品の中から知事賞や県保健医療部長賞、県赤十字血液センター所長賞などが選ばれ、優秀作品は同日、埼玉会館に展示された。
献血功労団体などへの表彰では、ニコン献血会(熊谷市)、秀明学園秀明英光高校(上尾市)、本庄ライオンズクラブ(本庄市)が厚生労働大臣表彰状を受賞。厚生労働大臣感謝状を11団体、県知事感謝状を21団体が受賞した。
厚生労働大臣感謝状を受賞した古郡パートナー会の献血イベントの企画、運営に携わった古郡建設社員の福島千紘さん(26)は誰もが楽しめる献血イベントを計画した体験を発表。持続可能な開発目標(SDGs)をきっかけに、人気キャラクターの招待やキッチンカーでのドリンクや花束のプレゼントも行った。以前よりグループ企業内外に開かれたイベントとなり、今年4月の開催では以前の3倍以上の118人が献血。「取り組みが業界、業種を超えて広がり、光栄。今後も幸せな世の中の力になれたら」と話した。
最後に、献血の輪をさらに広げるため「誓いのことば」が行われた。秀明英光高校の生徒2人が「献血というボランティア活動の輪を一層広げていきたい。健康で幸せな社会をつくることを目指して努力することを誓う」と宣言した。
=埼玉新聞2022年7月31日付け14面掲載=
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