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思い思いの模様を刻むー小鹿野高校

小鹿野 両神学童保育で竹あかり作り

 

 小鹿野町両神薄の両神学童保育室で26、28日の2日間、「竹あかり」製作の体験学習が行われた。子どもたちは、県立小鹿野高校の生徒に指導を受けながら計28本の青竹に模様をほどこし、来月7日の七夕飾りに向けて準備を進めた。

小鹿野高校の生徒らに竹あかり製作の指導を受ける児童=28日午前、小鹿野町両神薄の両神学童保育室

 

 秩父地域の七夕は、1月遅れで行う風習がある。同保育室では毎年8月7日に青竹に短冊を付けた七夕飾りを実施。今年は小鹿野高校の「竹あかり同好会」の生徒に講師を依頼し、児童たちが初めて竹あかり製作に挑戦した。
 28日は小学4~6年の児童計14人が参加。星やハート、アスタリスクなど、好みのデザインの紙を竹に貼り付け、ドリルを使い慎重に竹に穴を開けた。体験した小4の高橋蒼生さん(10)は「(ドリルを扱うのは)最初は怖かったけど、うまく穴を開けられて楽しかった」と笑顔を見せた。
 竹あかり同好会は、これまで数多くの竹あかりプロジェクトを県内で展開。9月18日には同町市街地で竹あかりイベント「みんなの想火(そうか)」が開催予定で、今回、園児が製作した竹あかりも会場に展示される。
 竹あかり同好会の同校3年三枝聖(ひじり)さん(18)は「竹あかりプロジェクトは地域の人たちに支えられて開催できている。これからも町内の子どもたちに竹あかり作りを教え、町の活性化に貢献したい」と話していた。

 

=埼玉新聞2022年7月30日付け11面掲載=

 

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