2024年3月15日配信
埼玉県教育委員会は現在中学1年生(2024年4月から中学2年生)が受験する令和8年度入試から調査書の記入箇所を一部変更することを公表した。
休日における学校部活動の地域連携や地域クラブ活動など、学校内外での生徒の活動が多様化することから、調査書の部活動に関する記入箇所が変更された。
現在の調査書の様式は次の通りとなっている。
1 各教科の学習の記録(各教科1年~3年の評定)
2 総合的な学習
3 特別活動等の記録(学級活動、生徒会活動、学校行事、その他)
4 出欠の記録(欠席日数、欠席の主な理由)
5 その他
令和7年度入試まで、部活動に関する内容は「3 特別活動等の記録」の「その他」の欄に記入していたが、令和8年度入試から「5 その他」の欄に変更される。この欄には部活動以外に、特技、取得資格、スポーツ活動、文化活動、ボランティア活動などが記入される。
調査書は、入試に伴い中学校が作成する書類で、受験生の中学3年間の記録が書かれている。学力検査前の2月上旬、志願先の高校へ入学願書、学習の記録等一覧表等とともに提出する。
一方、入試を行う高校が、選抜の基本方針や選抜資料および調査書の扱いの詳細等を定めた「選抜基準」においても、部活動等の得点について見直しを行うと発表された。
令和7年度入試までは、部活動に関する評価の項目を【特別活動等の記録の得点】で扱っているが、令和8年度入試では【その他の項目の得点】の中で扱うとのこと。
令和8年度入試の「選抜基準」は令和7年5月以降に埼玉県教育委員会のホームページで公表される予定。
今回の変更箇所については、2024年3月13日に埼玉県教育委員会のホームページに公表された「令和8年度埼玉県公立高等学校入学者選抜にかかるリーフレット(PDFファイル)」に詳しい内容が記載されている。
埼玉県教育委員会ホームページ
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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