2023年10月30日配信
全日制全体倍率は前年同期と変わらず
普通科は市立川越の3.79倍、専門学科は大宮光陵・美術2.43倍が最高
埼玉県教育委員会は10月30日、第1回進路希望状況調査の結果を発表しました。
令和6年3月中学校等卒業予定者数は6万2714人で前年同期より715人減少しています。
高等学校等進学希望者の割合は96.6%で、前年同期と同率でした。また、進学希望校未定者を合わせた高等学校等進学希望者総数の割合は98.9%で、前年同期より0.1ポイント下がりました。
全日制高校への進学希望者の割合は88.5%で、前年同期より0.9ポイント下がりました。一方、通信制高校への進学希望者の割合は4.6%で、前年同期より0.7ポイント上がりました。
全日制高校進学希望者のうち、県内高校への進学希望者の割合は93.3%、県外高校への進学希望者は6.7%で、いずれも前年同期と同率でした。
全日制全体の倍率は1.18倍で、前年同期と同じでした。
学科ごとでは、普通科は1.27で前年同期(1.28倍)より0.01ポイント下がりました。専門学科は0.90倍で前年同期(0.87)より0.03ポイント上がりました。総合学科は1.01倍で前年同期(0.91倍)より0.1ポイント上がりました。
倍率が高かったのは普通科では市立川越3.79倍、市立浦和2.82倍、川口市立2.48倍などです。2倍を超えたのは、これら3校を含む8校です。
専門学科では、大宮光陵・美術2.43倍、大宮・理数2.20倍、越谷総合技術・食物調理1.98倍、大宮北・理数1.85倍などが高倍率であり、総合学科では川越総合の1.96倍が最高でした。
埼玉県の発表は
→こちら(リンク先は埼玉県のHPです)
◆普通科で倍率が高い学校(上位20校)
(カッコ内は前年同期)
市立川越 3.79倍(2.95)
市立浦和 2.82倍(3.30)
川口市立 2.48倍(3.66)
上尾 2.11倍(2.16)
浦和西 2.08倍(2.10)
越谷南 2.06倍(2.24)
川越南 2.05倍(2.12)
大宮 2.01倍(2.13)
越ヶ谷 1.96倍(2.01)
蕨 1.92倍(1.68)
所沢 1.89倍(1.84)
川口市立・スポーツ科学1.84倍(1.63)
和光国際 1.78倍(1.66)
浦和南 1.77倍(1.86)
大宮北 1.69倍(1.70)
川口 1.68倍(1.47)
熊谷西 1.68倍(1.62)
浦和東 1.65倍(1.53)
南稜 1.59倍(1.62)
鳩ヶ谷 1.51倍(1.93)
以上が普通科上位20校です。
市立川越は前年同期より大きく上がり、唯一の3倍超えでした。市立浦和と川口市立は前年同期の3倍台から2倍台と大きく下がりました。蕨、川口の上昇が目立ちます。
学校選択問題採用校では、川口北1.40倍(1.16)、春日部1.18倍(0.99)が大きく上昇しています。不動岡1.36倍(1.28)もやや上昇しています。川越1.49倍(1.51)、越谷北1.41倍(1.43)、川越女子1.21倍(1.28)は下がっていますが、それほど大きな落ち込みではありません。浦和1.36倍(1.58)、浦和一女1.21(1.31)、熊谷0.86倍(0.99)、熊谷女子0.75倍(0.99)は前年同期に比べ大きく下がっています。
◆専門学科で倍率が高い学校
大宮光陵・美術 2.43倍(2.55)
大宮・理数 2.20倍(2.20)
越谷総合技術・食物調理1.98倍(1.83)
川越総合・総合 1.96倍(1.47)
大宮北・理数 1.85倍(1.45)
川口市立・理数 1.78倍(1.93)
新座総合技術・食物調理1.78倍(1.40)
杉戸農業・生物生産技術1.73倍(1.70)
秩父農工科学・農業 1.73倍(1.23)
杉戸農業・食品流通 1.53倍(0.93)
新座総合技術・デザイン1.53倍(1.85)
熊谷農業・生活技術 1.50倍(1.55)
芸術総合・美術 1.50倍(1.93)
以上、第1回進路希望状況調査の結果について速報の形でお届けしました。
詳しい分析等を引き続き掲載する予定です。
(教育ジャーナリスト 梅野弘之)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
サイト内の
各高校の基本情報は→こちら
カテゴリー
よく読まれている記事