たい平さんの話に笑顔の花ー熊谷農業高校

創立１２０周年で記念講演

林家たい平さんと肘タッチする生徒たち＝深谷市本住町の深谷市民文化会館

　県立熊谷農業高等学校（梅澤仁校長）創立１２０周年記念講演会（実行委員会主催）が１３日、深谷市民文化会館大ホールで開かれ、秩父市出身の落語家・林家たい平さんが講演した。全校生徒、同窓会、ＰＴＡ後援会など約８００人関係者が出席。

　講演タイトルは「笑顔の花を咲かそう」でたい平さんの話に参加者に「笑顔の花」が咲いていた。
　たい平さんの話を聞いた宮田要さん（１７）は、「うどんのすすり方やウグイスの鳴き声など形態模写に感動。人生は何でも勉強だと思いました」とにっこり。

　講演後、図子田実侑さん（１８）、吉田絵里さん（１７）、大沢勇夏さん（１５）の３人から「尊敬している人は？」「地元への思いは？」「落ち込んだことはない？」の質問が相次いで出た。

　たい平さんは、「尊敬する人は、こん平師匠と両親、秩父高校時代の美術教師。秩父夜祭を体験し秩父に生まれて良かったと思う。だから地元の祭りを楽しんで。落ち込んだ時は悩むのではなく前に向かっていけるように考えています」と答えた。

　たい平さんへのお土産は、生物生産技術科など４学科で丹精込め育てたメロンやトマト、卵、ジャム、手製のヒヤリハットが贈られた。
　

＝埼玉新聞２０２２年８月５日付け１１面掲載＝

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