埼玉新聞社 高校受験ナビ

ゲームで新聞に親しむー城北埼玉高校

ゲームに取り組む生徒たちを笑顔で見守る大山徹さん(中央)=21日、川越市古市場の城北埼玉中学・高校

 

 ゲームを通じて新聞に親しもうと、川越市古市場の城北埼玉中学・高校で21日、NIE(教育に新聞を)の特別授業が行われた。授業にはフロンティアコースの高校1年生26人が参加。ゲームクリエーターの大山徹さん(42)を講師に招き、大山さんらが開発したゲームを行った。
 ゲームは実際の新聞を使い、参加者が「長い人名」「大きい数」といった題目にふさわしい言葉を制限時間内で見つけ、最も適したものを探した人が勝つというもの。生徒はまず、グループに分かれてゲームを体験。その後、自分たちで題目を考えるなどした。上妻大護さん(15)は「たまに新聞は読んでいるけれど、広告までしっかり見たのは初めて」と言う。門井千敏さん(16)は「いろいろ探しているうちに、知識も付いてきそうだ」と感想を話す。
 題目のレベルを変えることで、幅広い世代が取り組める仕掛けとなっている。大山さんは「さまざまな事物に心を動かし、興味を持つことは大切。このゲームが新聞を読むきっかけになれば」と願う。授業を企画した内野正幸教諭(49)は「新聞さえあれば、すぐにできる。紙面の情報を自分からのぞきに行くことで、楽しみながら幅広い教養が身に付く」と期待した。

 

=埼玉新聞2024年2月26日付け11面掲載=

 

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「心身ともに健全で自律的な努力に徹し得る人間の育成」を建学の精神とし、校訓である「着実・勤勉・自主」を遵守し、自らの生活を厳しく律することのできる強固な意志をもった人間の育成を目指します。

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