「自問して判断を」
山村国際高校(坂戸市、中山達朗校長)は通信大手KDDIから講師を招いて、ネットのリスクを学ぶ授業を行った。「e―ネット安心講座」と題して行われた授業には3年生323人と1年生246人の生徒が参加。動画投稿による炎上や成り済まし事例の解説、ネット依存やネットいじめ、不確かな情報の拡散、個人情報漏洩(ろうえい)、ネット詐欺、著作権・肖像権の侵害など盛りだくさんの内容でネット特有の特徴やその危険性を学んだ。
講師を務めた同社北関東総支社の横井秀幸マネジャーは「リスクを避けて正しく賢く使ってほしい。一人一人が心に隙をつくらないことが重要」と生徒に説いた。
参加した1年の松田優美音さん(16)は「ネットの使い方を見直すいい機会になった。この写真やこの映像、この言葉を載せても良いのか、と自問して正しい判断をしていきたい」と話した。
生徒と一緒に授業を聞いた内藤翔太教諭は「教師側も『日進月歩』のネット環境にしっかりついていかなければいけないと実感した」と感想を述べていた。
=埼玉新聞2021年12月3日付け15面掲載=
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