6月末からアメリカ・メリーランド州タウソン大学で開催される2022ワールドラクロス女子世界選手権の日本代表選手に選ばれた三芳町の会社員抜井愛海(ぬくい・なるみ)さん(25)が17日、同町役場を表敬訪問し、世界選手権に出場することを報告するとともに、「上位を目指したい」と抱負を語った。林伊佐雄町長は「前回の世界大会を観戦して華麗なプレーに感動しており、代表選手は町として光栄なこと。今回はぜひ、優勝を目指してほしい」と激励した。
林伊佐雄町長(右)から奨励金を授与されるラクロス女子日本代表の抜井愛海さん=17日午後、三芳町役場
「ラクロス」は網の付いたスティックでゴムボールを奪い合い、相手チームのゴールに入れる屋外球技。サッカーと同じコートを使用し、15分ハーフを計4回行う。選手はフィールドでマウスガードとアイガードを着け、女子競技はボディーコンタクトが禁止されている。
抜井さんは同町出身。私立山村学園高校でラクロス部に入部し、全国大会で準優勝などを獲得。東海大学ラクロス部では関東大会で上位入賞を果たし、15年のU19世界大会に出場。卒業後は社会人チーム「FUSON」に所属し、前回(17年)世界大会の日本代表に選出されている。
今年の世界大会は29日から7月9日まで。ヨーロッパや北米などの国や地域から計30チームが参加。1組5チームの6組で各リーグ戦を行い、前回大会で5位までに入った1組5チームと、ほかの5組の各上位2チームの計15チームが決勝トーナメントに進み、優勝を争う。
抜井さんは「前回は9位に終わり、非常に悔しい思いをしたので今回は上位5位を目指したい。この5年間で日本のチームも成長しており、コロナ禍で国際試合がなかったこともあり、チームとしても個人としても海外のチームと試合できることが楽しみ」と意気込みを語った。
=埼玉新聞2022年6月24日付け11面掲載=
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