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中国の高校生とオンライン交流会-伊奈学園総合高校

姉妹校提携の天津外国語学校と

日中の生徒がペアでプレゼン

 

オンライン交流会で中国語を使い発表する生徒=県立伊奈学園高校

 県立伊奈学園総合高校の中国語選択の生徒が中国の高校生と5日間にわたってオンライン交流会を行い、日本人生徒は中国語で、中国人生徒は日本語でプレゼンテーションした。

 オンライン交流会に参加したのは、伊奈学園高校の中国語選択コース15人と中国の天津外国語学校の生徒15人で、ともに2、3年生の希望者。両校は姉妹校提携をしており、一昨年までの27年間、毎年夏休みに交流事業として、中国語選択の生徒たちが天津外国語学校を訪れていた。しかし新型コロナウイルス感染拡大で昨年、今年と訪中は中止、今回初めてオンラインの交流会を実施した。

 日中の生徒は2人一組のペアになり、お互いのプレゼンのテーマを決め、準備などでコミュニケーションをはかった。テーマは服装、有名な料理店、食品、行事、観光地などで、生徒たちは写真や資料などを使って発表した。
 2年生の川田空さん(17)は発表後「リモートは初めてで、緊張した。反応が見られなかった」と少し残念がった。中国の観光地、万里の長城や故宮などについて調べ、中国のペアの生徒が東京タワーや上野公園などを紹介した。「将来は語学系の先生になりたいので頑張りたい」と話した。

 3年生の清原沙梨さん(17)は和食についてプレゼン。「新鮮な食品で栄養バランスもあり季節の変化もある。行事と関連している」などの特徴を中国語で話した。ペアの生徒とは電話などで教えあったという。「自分的にはうまく話せたと思う。将来は中国語を使って仕事をしたい」

 教務主任の細野勝樹教諭(中国語担当)は「実際に中国に行って交流するほどの感動は得られなかったかもしれないが、貴重な体験はできた。楽しそうに交流してくれて良かった」と成果を実感していた。

 

=埼玉新聞2021年8月7日付け6面掲載=

 

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