デザイン・化学・建築・機械・電気科の3年生が
探究し互いに学ぶ
ものづくりの現場で必要とされる知識、技術、技能などを学ぶ県立川越工業高校は3日、高校生活で身に付けた知識と技術を基に生徒が探求した研究の成果を披露する「五科合同課題研究発表会」を開催した。今回で6回目。
当日はデザイン科、化学科、建築科、機械科、電気科の5学科の3年生が各教室や体育館で発表。生徒同士の質疑応答も多く見られ、課題解決に向かう姿勢や態度を互いに学び合った。
卒業後、神社仏閣の建築や補修に携わる「宮大工」の見習いとして弟子入りするという建築科3年の田中輝宙(きら)さんは、日本の木造建築に使われる「継手」と「仕口」と呼ばれる接合方法の起源や変化、理由を研究した。
「物事には必ず始まりがあって、現在に至る経緯がある。それを知ることで物事の本質が分かると思う」と田中さん。「弟子入り後も研究で得た過去を知る視点を持ち、修業に励みたい」と意気込んだ。
=埼玉新聞2022年2月12日付け11面掲載=
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