埼玉新聞社 高校受験ナビ

令和6年度(2024年度)公立入試 募集人員、発表される

募集停止6校、川口市立普通科80人増

 6月20日、埼玉県教育委員会から「平成6年度公立入試の募集人員」が発表されました。

 

埼玉県教育委員会ホームページ

令和6年度埼玉県公立高等学校生徒募集人員

 

 

◆総募集人員は800人減

 総募集人員は3万5600人です。前年と比べ800人の減少です。
 中学校卒業予定者数が5年度6万2811人から6年度6万2019人と、792人減少する見込みであることや、統廃合計画により募集を停止する学校があることなどから、このような数字となっています。

 

◆募集を停止する学校

 「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」に伴い、次の学校が募集を停止します。

 岩槻北陵
 浦和工業
 鳩山
 皆野
 八潮
 和光

 

◆募集人員を増やす学校

 次の4校が募集人員を増やします。これによる募集増は計200人となります。

 越谷東  280人 → 320人 +40人
 鶴ヶ島清風 200人 → 240人 +40人
 ふじみ野・普通 120人 → 160人 +40人
 川口市立・普通 280人 → 360人 +80人

 ※川口市立・普通の募集人員は、同校附属中学校からの入学予定者を含む

 

◆募集人員を減らす学校

 次の2校が募集人員を減らします。これによる募集減は計80人となります。

 朝霞西 360人 → 320人 -40人
 所沢西 360人 → 320人 -40人

 
◆川口市立・普通科80人増の影響は

 今回最大の注目点は川口市立・普通科の80人増でしょう。これにより同校は、普通科360人、スポーツ科学コース80人、理数科40人、計480人募集となります。

 前年(令和5年度)の川口市立・普通科は、普通科280人募集に対し、受検者(学力検査当日受検者)は541人で、倍率は1.93倍でした。これは2倍超えの市立浦和に次ぐ高倍率です。

 仮に、6年度も同数の受検者だった場合、定員360人募集であれば倍率は1.50倍まで緩和される計算となります。

 ただし、志願者・受検者が前年並みになるかどうかは分かりません。募集人員が増えたことで志願者がさらに増えることも考えられます。

 いずれにしても、超人気校の募集増であるだけに、近隣の公立、私立への影響は避けられません。

(教育ジャーナリスト 梅野弘之)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

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