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全国高校サッカー 昌平高校 きょう奈良育英戦

開会式で入場行進する昌平の選手たち=国立競技場(佐藤克哉撮影)

 

 2大会連続6度目の出場となる昌平の日本一を目指す熱い冬が始まった。ゲーム主将の佐怒賀(さぬが)は「緊張より楽しみが勝っている」と待ち望んだ舞台に笑顔を見せた。
 チームは初戦を翌日に控えた28日、午前7時45分からさいたま市内で約1時間の全体練習で最終調整した。4対4、3対2の狭いエリアで攻守の切り替えを確認し、最後に4分間のゲーム形式を3本実施。気温5度の肌寒さでも選手たちは額に汗を流し、活気ある雰囲気に満ちた。その後、国立競技場での開会式に参加し、高校サッカーの聖地を堂々と踏み締めた。
 初戦で対戦する奈良育英の売りは堅守。理想の展開として指揮を執る村松コーチは「PK戦がある以上は複数得点を狙いたい」と語った。例年はチーム全体で対戦相手の映像を分析するが、今大会は攻守で高い技術がある昌平サッカーをより発揮するために行わないという。
 21日の練習試合では昌平とともに全国大会に出場する京都橘を2―0で下し、状態は良好。佐怒賀は「目標は全国優勝。まずはベスト8を超える」と最後は国立でほほ笑むつもりだ。

 

=埼玉新聞2023年12月29日付け6面掲載=

 

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