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全国高校サッカー 埼玉代表の昌平 初戦は奈良育英

強豪破り日本一へ

 サッカーの第102回全国高校選手権(12月28日~来年1月8日・国立競技場ほか)の組み合わせ抽選会が20日、オンラインで行われ、2大会連続6度目の出場となる埼玉県代表の昌平は、奈良県代表で3大会連続16度目出場の奈良育英と12月29日の1回戦(12時5分・埼玉スタジアム)で対戦することが決まった。
 奈良育英は、第73回選手権で奈良県勢最高のベスト4に入り、元日本代表のGK楢崎正剛らこれまで数々のプロ選手を輩出。伝統校との対戦に昌平の佐怒賀大門主将は「日本一という目標をかなえるためにいい準備をしたい」と意気込んだ。

 

日本一を目標に掲げた昌平の佐怒賀大門主将=20日午後、さいたま市浦和区のテレ玉本社

 

 昌平は、強豪校が名を連ねた激戦区を勝ち上がって日本一を目指す。
 同じブロックには20日現在、プレミアリーグ西地区5位の米子北(鳥取)、同7位の大津(熊本)に、静岡学園、青森山田と高校年代最高峰のプレミアリーグ勢5校が並んだ。主将の佐怒賀は「驚いたし、当たるのが楽しみ。当たるように勝ち進みたい」と胸を高鳴らせた。
 初戦で対戦する出場16度目の奈良育英は4強の経験もある常連校。奈良県大会の4試合を全て1点差で勝利としぶとい。今年7月の全国高校総体では、1回戦で同4強の日大藤沢(神奈川)に0―0からの延長、PK戦で敗れた。相手の印象について佐怒賀は「戦ったことがないからこれから情報を入れていきたい」と話し、準備に取りかかる。
 前回の選手権は荒井(FC東京)津久井(鹿島)らを擁しながら3回戦で敗退。その悔しさを胸にこの1年間、プレミアリーグでもまれたことで、攻守ともに質が高まった。佐怒賀は「毎日が全国大会をやっている感覚で培っているものは自信になっている」と手応えは十分だ。

 

=埼玉新聞2023年11月21日付け1面、7面掲載=

 

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