10月8日 決勝トーナメント開幕
武南は3回戦 昌平は準々決勝から登場
サッカーの第102回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)決勝トーナメント(10月8日開幕)の組み合わせ抽選会が4日、埼玉スタジアムで行われ、出場48校の組み合わせが決定した。
48校の内訳は1次予選を突破した23校に加え、6月の全国高校総体県予選の8強と県U―18(18歳以下)Sリーグ参加の17校。U―18プレミアリーグ東地区に所属する昌平は10月28日の準々決勝から、第1シード武南は同21日の3回戦から、そのほかのシード校は同15日の2回戦から登場する。
決勝は11月14日(午後2時5分)に埼玉スタジアムで行われ、優勝校が全国高校選手権(12月28日~来年1月8日)に出場する。
今大会は4年ぶりに声出し応援が解禁される。試合会場は一部未定。
くじを引く各校の主将ら=4日午後、埼玉スタジアム
全国経験生かし4冠へ
県内4大会のうち、3冠を獲得した武南は、残り一つのタイトルを狙う。内野監督は「選手権は別物。うまいだけではなく、精神的に整って勢いがあるチームが強いし、何が起こるか分からない大会」と警戒する。
今季は、松原、川上、高橋秀のMF陣を中心に巧みなパスワークがチームの特徴。7月の全国高校総体では、初戦の2回戦で金光大阪に1―1の末、PK戦で敗れたものの、GK前島主将は「悔しい思いはしたけど、全国を経験したのは埼玉で武南だけで貴重な経験」とプラス材料になった。17年ぶりの冬の全国出場とグランドスラムが懸かっている今大会。前島は「武南はプレッシャーを感じていると思われているかもしれないが、強いから勝ってきたわけではない。常にチャレンジャー」と意気込んだ。
浦和南
初戦から厳しく戦う
第2シードで登場する浦和南の橋本主将は「楽な試合は一つもない。初戦から厳しく戦う」と表情を引き締めた。1月に県新人大会南部支部予選で敗れ「とにかく走った」と橋本。守備の強度を上げるため基礎体力を鍛え直した。
チームは12節まで終えたS1リーグで2位につける。橋本は「単純にならず、つないで組み立てるサッカーを練習した成果が出ている」と手応えを得る。「自分たちのスタイルを貫いて目の前の一戦を全力で戦う」と5年ぶりの頂点を目指す。
正智深谷
平常心と強い覚悟で
2016年以来7年ぶりの選手権出場を目指す正智深谷は昨年PK戦の末、初戦敗退した雪辱に燃える。望月主将は「先輩たちの思いを背負って期待に応えなければならない」と強い覚悟を持つ。
チームの武器は副主将のCB平塚を中心とした堅守。課題だったクロスへの対応を重点に練習して夏を越すと、8月20日からの後期S1リーグでは3試合連続の無失点。望月は「平常心で戦えば優勝できる力はある」と自信を持って大会に臨む。
=埼玉新聞2023年9月5日付け7面掲載=
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