来月9日開幕
52校の決勝トーナメントが決定
サッカーの第100回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)決勝トーナメント(10月9、16、23、30、31日、11月7、14日)の組み合わせ抽選会が7日、埼玉スタジアムで行われ、出場52校の組み合わせが決定した。
52校は1次予選を突破した28校に加え、6月の全国高校総体県予選の8強と県U―18(18歳以下)Sリーグ参加の24校。同予選優勝で第1シードの正智深谷と同準優勝で第2シードの武南は10月23日の3回戦から、そのほかのシード校は同16日の2回戦から登場する。大会3連覇を狙う昌平は2回戦で川口東―飯能南の勝者と対戦する。
決勝は11月14日に実施され、優勝校が全国高校選手権(12月29日~来年1月10日・NACK5スタジアム大宮ほか)の出場権を獲得する。
今大会は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から無観客で開催するため、試合会場と開始時間は非公表。
昌平
V3へ個の質磨く
埼玉大会3連覇を狙う昌平は10月16日の2回戦から登場し、川口東―飯能南の勝者と顔を合わせることが決まった。藤島監督は「総体県予選の雪辱を果たすために、個々のクオリティーを上げることができている」と自信をにじませる。
Jクラブのユースや強豪高が集うプリンスリーグ関東に県内で唯一参戦し、今季は全10チームが半分の日程を消化して3位につけている。指揮官は「いい経験を積んで力が付いた。勝ち切れなかった試合の課題が伸びしろ」とうなずく。
最大のプラス材料は前チームで1年生ながら全国8強入りに貢献した荒井の復帰だ。6月の総体県予選では左足の負傷を抱え、プレー時間に制限をかけていた。恵まれた体格と高い技術を併せ持つレフティーが勝利を盤石にする。
正智深谷
持ち味発揮へ準備
5年ぶりの頂点を目指す正智深谷は第1シードで登場。小島監督は「2回勝ってきた相手との対戦になる。簡単にはいかないと思うが、自分たちの持ち味を出せるようにしたい」と、1カ月半先の戦いに向けて入念に準備を進めていく。
全国高校総体県予選は全5試合無失点の堅守で勝ち上がった。だが指揮官は「大会も相手も違ってくる。過信してはいけない」と気を引き締める。S1リーグの試合では起点を形成してからエース山口のゴールにつなげるなど、攻撃の形が定まってきた。選手たちは「冬も絶対に全国に行く」という高い意識の下、個々のレベルアップにも励んでいる。
武南
一戦一戦を貪欲に
関東大会県予選、全国高校総体県予選と2大会連続で準優勝の武南。3回戦からの戦いになるが、内野監督は「先を見たら足元をすくわれる。どんな相手でも全力でいく」と目の前の試合を貪欲に戦う姿勢を求める。
高校総体予選の決勝では2年生8人が先発出場と若いチームだったが、ここにきて当時ベンチ外だったという3年生らが成長。内野監督は「この1カ月で状況が変わる可能性は十分にある」と、選手たちの努力に目を向けながらチームの底上げを図る。
西武台
目標への輝き一日でも長く
関東大会県予選を制した西武台は、総体県予選8強の4校の中で最後にくじを引き、昌平と同じブロックに決定。守屋監督は「高校生は目的に向かって過ごす日々が一番輝いている。3年生と一日でも長くサッカーができるように」と意気込んだ。成長著しい選手にMF丸山を挙げ、「プレーが安定して、ゴールに向かう意欲が出てきた」と期待を込めた。
浦和東
勝ち残りへ闘志「ベストを尽くす」
総体県予選では西武台を破って4強入りした浦和東。平尾監督は「自分たちの原点を見つめ、主将の紀(きの)を中心に毎試合ベストを尽くしたい」と前を向く。2013年3月までチームを率いた野崎監督率いる浦和南が同ブロックに飛び込み、平尾監督は「2年連続で公立校が8強に残っていない。一校でも多く勝ち残ってほしい」と闘志を燃やした。
=埼玉新聞2021年9月8日付け9面掲載=
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