27日開幕
「勝って年越す」花園へ意気込む
初戦の相手・熊本工と昌平のロゴが入ったTシャツを手に、活躍を誓う後藤慶悟監督(右)と橋口博夢主将=3日午後、杉戸町の同校
昌平の初戦の相手は、3大会ぶり29度目の出場となる熊本工に決まった。オンライン中継された抽選会を見守った後藤監督は「分析して、しっかり準備して臨みたい」と静かに闘志を燃やす。
この日は午前授業だったため、選手らは授業後に対戦相手を知った。主将の橋口は「九州のチームなので、フィジカルや基本的スキルは高そう」と気を引き締めた。
両校は2010年から19年まで毎年、夏合宿で練習試合を行うなど、長年交流があった。16年には、同年の熊本地震で被害を受けた熊本工高ラグビー部に、昌平から2校のロゴが入ったチャリティーTシャツを贈った。
〝花園対決〟を目標にグラウンド内外で支え合った好敵手との念願の一戦。当時監督だった御代田部長は「縁があるんだな。結構手ごわいぞ。(相手は)そつのないラグビー」と、胸を躍らせた。
「勝って(チームに)年越しの景色を見せたい。埼玉県中の高校の思いも背負っていい準備をしていく」と橋口。県大会4試合で3トライに抑えた堅守を武器に、初の16強入りを目指す。
=埼玉新聞2022年12月4日付け8面掲載=
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