シード校中心に実力拮抗
ラグビーの第102回全国高校埼玉大会(埼玉新聞社など後援)は11日、33チームが参加し開幕。1回戦5試合を行い、熱い戦いが始まる。大会は3回戦までが無観客、準々決勝以降は有観客で実施予定。決勝は11月19日、熊谷ラグビー場Aグラウンドで行われる。
今大会は昌平、熊谷工、川越東、深谷のAシードを中心に実力が拮抗(きっこう)し、優勝争いは激戦必至だ。
3連覇を視野に入れる昌平は、プロップで主将の橋口を筆頭に、どこからでも点を取れる選手がそろう。180㌢以上を3人擁する重量級のFW陣を軸に、安定したセットプレーで主導権を握りたい。CTB平岡、浜田らバックスの展開力も健在。後藤監督率いる新体制になり、初の花園を目指す。
持ち味の展開力を支える昌平のCTB平岡
26年ぶりのタイトル奪取に燃える古豪・熊谷工は昨年同様、大柄な選手は少ないが県トップレベルの走力を持つプロップ小林、篠崎らが生命線。ナンバー8中村の激しいタックルでDFからリズムをつかみたい。合言葉に15人全員が立って戦う「グラウンド・ゼロ」を掲げ、束になって挑む。
判断力を武器に攻撃をけん引する熊谷工のCTB須藤
県新人大会王者の川越東で1年時から活躍するFB土居は俊足と高い判断力が光り、プロップの2年寺山は総合的に能力が高くFWの核として期待大。FWとバックスが一体となり、持ち前の展開ラグビーで聖地を狙う。深谷はCTB野口、SH江黒の主将・副主将コンビの体を張ったタックルが武器。突破力もあり、攻守でチームの要となる。足を生かし、いかにボールをスペースに動かすスタイルを確立できるか。
国体予選少年の部(高校)県予選で48年ぶりに優勝した浦和は、CTB阪野のキックに注目。伝統のモールと堅守で挑戦する。1、2年生中心で、同大会4位に食い込んだ第8シード本庄第一も面白い存在だ。5年前まで深谷を率い、数々のトップ選手を送り出した名将・横田監督が指揮を執るノーシード熊谷にも期待が懸かる。
=埼玉新聞2022年9月10日付け7面掲載=
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