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公立高校入試、いよいよ出願

2021年2月8日配信

志願先変更の場合は今のうちに方向性を

 多くの受験生の皆さんはすでに志望校を決定し、あとは合格に向けてラストスパートといったところでしょう。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、入試に関してさまざまな変更点がありましたが、出願方法も変わりました。

◆出願は原則郵送に変更

 これまでは志願者本人が入学願書等を志望先高校に持参する方式でしたが、今年度は原則、中学校がまとめて郵送する方式に変更されました。郵送の場合、「2月12日を配達指定日」とするとなっていますから、その2、3日前には投函することになるでしょう。

 なお、2月12日に中学校がまとめて持参する方法、志願者本人が郵送する方法、志願者本人が15、16日に志願先高校に直接持参する方法も認められています。

 各高校は12日(金)に出願書類が届き次第、書類のチェック及び受験票発送作業に入ります。受験票は志願者本人が直接持参した場合以外は、志願者本人宛に郵送されます。各高校は16日(火)午前11時までに受験票を投函することになっていますから、通常であれば翌17日(水)までには受験票が届くでしょう。

 各中学校は、19日(金)朝の段階で、各受験生に受験票が届いているかどうか確認することになっています。受験票が届かない場合は、志願先高校に問い合わせるのではなく、まず中学校の先生に相談しましょう。

◆志願先変更は直ちに行動を

 各高校の志願者数は、16日(火)までには判明します。新聞紙上及び県教育委員会WEBサイトでの全体状況の発表は17日(水)になるとみられます。

 志望校の倍率等を見て志願先変更をする場合は、18日(木)、19日(金)の2日間に手続きを完了しなければなりません。

 志願先変更は郵送では出来ません。各高校の窓口受付のみとなります。

 変更を希望する志願者は、中学校が発行する「志願先変更願」と「受験票」を元の志願先高校に持参し、引き換えに「志願先変更証明書」を発行してもらいます。郵便事情等で「受験票」が届いていない場合は「志願先変更願」のみで手続きできます。

 この後、変更を希望する志願者は、「志願先変更証明書」と入学願書等を新たな志願先高校に提出し、受験票を発行してもらいます。

 

 以上のように、各高校の倍率が判明した後、2日間で変更手続きを完了しなければならず、手続きのためには、元の志願先高校と新たな志願先高校の2か所に出向く必要があります。

 各高校の倍率を見たら、すぐに決定し行動に移さなければ間に合いません。

 変更の可能性がある人は、最初に出願した時点で(正に今この瞬間です)、どのようなケースであれば変更するのか、あらかじめ方向を定めておくべきでしょう。

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